曇天の彷徨

 バイクで当てもなく走るのは気が進まなかったので、大泉緑地をサルく

サルく…猿が歩くのでなく、長崎の方言でウロウロする意。
同郷のブロガーさんが、長崎の事を書いていて、それを読むと望郷の念が高まり、私もトレイルの旅が終われば、長崎へ最後の旅を企てている。
バイクのポタリングも良いが、坂が多いので、登りがキツイ。
やはり市電とサルくことになるのだが、秋祭りで観光客が多い時でなく、狙うのは梅雨明け。長崎は西の端なので、日没が遅い。
夏の夕日は港全体を黄金色に染め、その荘厳な美しさは、再見する価値がある。夏休みになれば、母校の校庭にも入れそうなので、タイムスリップに役立つかもしれない。

いよいよオリンピックの開催が、IOCでも検討され始めた。
他市での開催は無く、キャンセルになるらしい。五月末をリミットにしているようだが、雨天が続きウイルスの活動が鎮火するのを祈るしかない。
しかし罹患数を増やさないため、検査を断るような通達がお上から出ているのなら、本末転倒で政権は秋まで持たないだろう。

何年も大泉緑地に通っていると、園内で最初に開花するサクラを知っている。一輪開き、蕾も膨らんできた。

録画棚に残っていた「ICHI -市-」
綾瀬はるかは、今でも蕾のようにオボコイ稀な女優だ。もっと汚れても良かったのに…
監督のせいかどうか分からないが、どこかで見たようなシーンが多く、斬新なカットはお目に掛かれなかった。
用心棒」の仲代達矢を、このような作品を創る人たちは当然観ていると思うが、中村獅童, 窪塚洋介, 大沢たかおからはそんな熱気は感じられなかった。
製作陣を見ても、この程度の作品が外国で売れると思ったのか不思議だ。B--