地転車

 私はその時、ブログを書き始めていた。
突然のグラグラ。すぐに何かを理解し、天井にスラブコンクリートが落ち始めたら、デスクの下に隠れる算段をした。
 揺れは止まり、内装合板のギシギシ音が途絶えた。久しぶりの地震、「阪神淡路大震災」の比ではないが、心臓を揺さぶったのは間違いない。二階にいた家人が下りてきて「すぐテレビを押さえた」と興奮して喋った。65インチの4Kが、倒壊を免れたようだ。
メールで月曜テニスはキャンセルになったと入っている。
 早めのランチを摂り、表に出ると、アビコ筋が渋滞していた。大阪メトロがストップしたので、その影響だろう。
 堺浜へ漕ぎ出す。こんな時バイクは有利だ。

展望テラスから、大阪湾の西を睨むが、津波の痕跡はなかった。
直下型の地震だったので、影響は無いのだろう。
しかしプールのブロック塀が倒壊して犠牲者が出たのは、余りに悲惨。スイミングの姿を見せたくないので、積み重ねたのだろうが、余りにお役所仕事、素人仕事、お手軽仕事、本末転倒…。ガレキの落下した場所が、生徒が安全に通るグリーンベルト。ブロックを積まなくても、プールのシーズンだけ、目隠しフェンスにすれば済むことだ。
どうしてもブロックを積む必要性があったのなら、アングル鋼で周囲を補強し、控えを取っておけば、傾いても落下するまではいかなかっただろう。

穏やかな大和川を眺めながら、義憤は次々と湧いてくる。

昼間の喧騒を忘れようとして観たのは…


「ザ・ボルト -金庫強奪-」


【アマゾンストーリー】
ギャングから命を狙われる弟マイケルの命を救うため、疎遠になっていた二人の姉リーアとヴィーは犯罪チームを結成、センチュリオン信託銀行に強盗を企てる。 緻密なプランを立てた後、実際に銀行に押し入ってみると、金庫室にはわずか7万ドルしかなかった。茫然とする犯人グループの前に現れた銀行の業務部長、エドは「地下金庫(ザ・ボルト)には600万ドル入っている。他の行員たちに暴力を振るわないと約束するなら、金庫のコードを教える」と名乗り出る。その言葉に半信半疑ながらも、応じるリーアとヴィー。だが金庫を目指し、地下に降り立った犯人たちは次々と消えていくのだった。果たして、地下金庫室にはどんな秘密が隠されているのか?

クリント・イーストウッドの娘だが、実生活でも一週間で離婚するなど「お騒がせセレブ」

銀行強盗の映画は好きだが、ホラーが混じると、ぶち壊しになる。
ストレスは溜まっても、気分爽快にはならない。