拝啓 大阪府知事 松井一郎 殿

 私は、四年後の「関西ワールドマスターズゲームズ2021」に、80歳でMTB(マウンテンバイク)競技に参加するつもりです
それで持久力を付けるためにも、堺浜を毎週走っています。


 昨日、「海とのふれあい広場」で休息していたら、地道を見つけ歩いてみました。

第一駐車場から西へ向かい、海に突き当たると、眺望エリアを直進。

展望広場を右折し、海釣りテラスに沿って、親水ステージあたりまで歩きます。

距離にして片道約1km。幅員は約20mあります。
この地道を、幅5m程使ってMTBのコースを造ってもらえないでしょうか。
往復使用できるので、距離2kmのコースが可能です。
MTBの競技コースは、通常山の中にあり、ワールドマスターズの会場も、京都府湯船の森林公園MTBランドに決定しています。


 私もそこで練習すればいいのですが、遠いので一日仕事になります。そこで堺浜の外周道路を走るのですが、アスファルトなので大型トラックや、スピード出す車もあり、危険を伴います。
 
 「海とのふれあい広場」にコースが出来れば、ある計画を実行できます。この広場は、ご存知のように「広域防災拠点」です。
 このコースには大勢のMTBライダーが、スキルを磨きに来場します。このライダーたちは、少々の道路の障害物など乗り越えて行きます。
 私は「阪神淡路大震災」の数日あと、神戸の街を歩き回りました。電柱は交互に道に被さり、大口径のガス管が、アスファルトを突き破り、建物の倒壊と砕けたガラス片で、一歩足を出すのが怖かった記憶があります。


 そして遠くない時期に「南海トラフ大地震」が予測されます。
関西にも、「阪神淡路大震災」を知らない若い人たちが、多くなりました。大地震の直後は、初動態勢が重要になります。
夜は街灯も点かず、街は真っ暗、携帯も繋がりません。そのような状態の街中で活動できるのは、車ではなく、スキルの優れたMTBライダーです。
彼らの中には、自己完結型も多く、寝袋を背負って家を出たら、三日ぐらい野宿でも平気な人がいます。実際彼らのリュックには、飲料水、エネルギーパック、ファーストエイドキット、簡単な工具などが入っているでしょう。


 そこで提案ですが、「海とのふれあい広場」コースで育った、MEBライダーを、災害時のボランティアとして登録してもらいます。日ごろの練習で、役割分担を決め、災害時に現場に駆け付け、初動態勢の応援をします。


 コースが出来れば、関西圏の府下や市からライダーが訪れるので、各エリアごとの、ボランティア部隊を作るのもいいでしょう。
 
 以上のように考えたのですが、可能なら是非、「海とのふれあい広場」にMTBコースを造ってください。お願いします。
                                                                               
                         敬具


  (仮称) MTBお助け部隊 堺支部長