玄海トレイル

 二歳下のおとんぼが亡くなったのは、一年前。脳梗塞だった。
今年は一周忌。そしてその日が、奇しくも私の誕生日。
そんなわけで、福岡まで行ってきた。


無事墓参りも済ませ、郊外の宿泊所へ向かう。

翌朝、ホテルのレンタルバイクで、玄海トレイルを走った。

海の傍なのに、バイクは外で保管しているので、チェーンは錆び、ブレーキも甘い。仕方なくこれで走る。

いつもは海を見たら泳ぎたがる家人も、玄界灘の荒波を見て欲望が失せていた。

その代り、ここには有名な「道の駅むなかた」がある。

朝早くからオープンしていて、トレトレの魚介類が安い。多くの商売人も買い付けに来て、大変な賑わいだ。

真鯛が2500円

ブリが1500円

クエが1500円。魚体の大きさと比べて、信じられない価格。
売り場の横に、魚を捌いてくれる人もいて、至れり尽くせり。


 新大阪から往復新幹線だったので、荷物が嵩張るのが嫌で、泣く泣く見送ったが、地方に住む人のメリットは、新鮮な魚介類や野菜が安く手に入ることだ。


駐車場にキャンピングカーが停まっていたが、車中泊して新鮮な刺身を食べるのもイイものだ。


アクション映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王
のコレクション棚から紹介する、今日の一本。


「ロード・オブ・ザ・リング」


Amazonレビュー
  J.R.R.トールキン原作の『指輪物語』の映画化。冥王サウロンが失ったのは、世界を滅ぼす邪悪な指輪。それを手にしたフロドが、指輪を破壊するために「滅びの亀裂」と呼ばれる火口へと旅立つ冒険物語。
   簡単にコントロールできない指輪の偉大な力が全編貫かれ、その魔力に振り回され、魅せられる人間の弱さがこれでもかと描かれる。フロドを追うサウロンの手下の凶暴性も、この冒険をスリリングに魅せ、手に汗握らせること必至だ。

原作が素晴らしいと、映画はほとんど期待外れに終わるが、製作者が全力を挙げて取り組んだ結果なのだろう、期待通り稀にみる一本に仕上がっている。