雨に殺される

 むかし現場監督だったころ、大きな建設現場に飯場を造り、土方と生活を共にしたことがある。雨が三日も続くと、彼らもやる事が無くなり、難儀したものだ。
その頃のトラウマが残っているのか、昨日は一歩も外へ出ず、身体が鈍る。

漕ぎ漕ぎランニングの後は、風呂と酒。花札もサイコロもしないので、時間を持て余す。

暇どきに鑑賞したのは「インモータル 不死身の男
ロシアの作品なので、色眼鏡で観る癖があり、たいして期待はしていなかった。
しかし主役は真面目だし、ワルはロシアンマフィア丸出しと、ラブロフ外相のような悪知恵もの。
作品自体、だいぶ洗練はされてきたが、ハリウッド作品の真似は拭えない。ジェイソン・ボーンシリーズや007の映像を思わせるシーンも多い。

軍関係で半年間戦闘を習得しただけあって、銃を持つ姿はサマになっている。

陰から応援する情報機関の女性が、観ている内に、今話題の福原 愛ちゃんに似てきたので親しみが持てた。

私もこのブログの旅を今月終わるにあたって、「旅の恥は書き捨て」のつもりで、
自作の小説を掲載した。
小説投稿サイト「小説家になろう」に出したのは、主役が元警官のハードボイルド小説


ジギタリスの赤い涙
   目次
1. 殺しの準備
2. 日本人妻の謎
3. ベトナムのキラーマン
4. 陸自スナイパー
5. ガンマンとの対決
6. 大阪での捜査
7. 追いつめる
8. カチコミ
9. 新天地へ