涼しく走る

 山の中を走るわけではないので、私はいつも一息入れるところを探しながら走る。

 最初は家から10kmの小さな松林。ここまで走ると、汗が吹き始めるので、一服するのにちょうどいい。

前面の広場は、S字走行を練習するところなので、双方を兼ね備えている。大阪湾から吹き抜ける風は涼しく、給水ポイントに最適。
 しかし同じ考えの人もいて、ここでボーダーコリーの訓練をしている若い女性訓練士に会うことがある。そんな時、私は犬の気を散らさないように、そっと場所を離れるが、この犬は賢く、私の事など気にしていない。
 昨日は堺浜の外周道路を二周、この暑さなので展望所で一息入れる。ここは屋根があり、海からの風が心地よい。

さすがに今日はローディーも走っていない。

と思っていたら、走ってきた。

高校生の部活のようだ。帰りしな、入り口のコンビニの駐車場で監督の話を神妙に聞いていた。
 この頃から本格的にバイクを学べば、相当上手くなるはず。羨ましい限りだ。しかし大学のバイククラブはもっと厳しく、大阪で知らない人はいない生駒山の登り坂を、監督が竹刀を車の窓から出し、遅い選手の尻を突いたと、大泉緑地で会った元選手に聞いたことがある。
 私はその頃何をしていたのか思い出せない。技術系の大学だったので、夏休みは今のNHK放送センターが建つ前の工事現場まで、渋谷道玄坂上まで歩いて通った。東京オリンピック前の話だ。
 もともとあの場所は、ワシントンハイツといって、米軍関係者が住む戸建ての団地だった。その内数棟が現場事務所に転用されていたので、外人が住む家とはこんなもんかと思って見ていたのを思い出す。


 アクション映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王
のコレクション棚から紹介する、今日の一本。


「ヒート」


アマゾン【あらすじ】
冷徹無比の犯罪組織のボスのニール(デ・ニーロ)と、仕事に憑かれて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント(パチーノ)。
追うものと追われるものと、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。
だが彼らには、避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。

白昼のLA市街地を舞台に堂々繰り広げられる銃撃戦は、ほかに類を見ない生々しい臨場感に満ち、今なおファンを興奮させてやまない。アクションシーンのみならず、丁寧かつドラマチックな個々のキャラクターの描出で、170分にも及ぶ大作を圧倒的スピード感で語り切る。

昔、「男は黙って〇〇ビール」と言うCMがあった。
昔の話ばかりでスミマセン。
漢は黙ってこれを観よ!
私の売り言葉です。