靄(もや)る大阪港
大和川のジープ道を走る欲望も少しはあったが、サングラスを掛け表に出た瞬間、堺浜へ舵を切った。
ジープ道は涼しくなって走るまで逃げはしない。私の勝手な判断で、海へ向かう。さぞ和歌山の白良浜は賑わっていることだろう。土用波の海は少々荒っぽいが、泳いでいると身体から灰汁が抜けていくようだ。
そんな感覚を思い出しながらペダルを漕ぐ。
堺浜の周回道路も、ローディーがチラホラ見られるだけ。
そんな中、日曜日には必ず現れるスポーツカー。今週はニッサンのGTRが登場していた。前日は、私服警官立ち合いで、オートバイ事故の若い運転者が、現場検証に引っ張り出されていた。
バイクは走りやすいが、車もスピードを出すので、お互い細心の注意が必要だ。
水路に目をやると、貨物船
前方に神戸市街や六甲山が見えるのに、熱で靄ってスモークのスクリーンを下ろされているよう。
モーターボート
私もこの水路を通って、関空の先まで26フィートのモーターボートをしばしば操船したが、夏は涼しいと思っていた船上が、背中を焦がすように暑く閉口したものだ。
昨日はスコッティ嬢(SPARK 730 PLUS)で、30kmも走らず帰宅したが、真夏の午後、走るには十分だろう。
アクション映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王
のコレクション棚から紹介する、今日の一本。
「キャット・バルー」
Amazonレビュー
1894年のワイオミング。かつて深窓の令嬢だったキャサリン(ジェーン・フォンダ)は、父親を殺し屋(リー・マーヴィン)に殺され、その復讐を誓ったことから、今では酔いどれキッド(リー・マーヴィン二役)など子分を従えた無法者集団のボスとなっていた…。
ナット・キング・コールの歌に乗せて、ヒロインが父の復讐を果たすまでをコミカルに描いた異色西部劇。これが映画デビュー作となったエリオット・シルヴァースタイン監督の演出は重さと軽さを並立させた快調なもので、J・フォンダの意気の良さもいっそう際立つ。二役に挑戦したリー・マーヴィンは、本作でアカデミー賞主演男優賞やベルリン映画祭男優賞など各国の映画賞を総なめする名演。その存在感に満ちた姿を拝むだけでも必見の快作である。(増當竜也)
アル中の殺し屋キッドを演じるリー・マーヴィン、名優ヘンリー・フォンダの娘ジェーン・フォンダ、癌に冒されながらも出演していたナット・キング・コール、
昔のあなたたちは凄かった!
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