ブラックホーク・ダウン

 今朝のニュースで、サム・シェパードさんの死を知った。73歳だった。劇作家としてピュリツァー賞を受賞、俳優としてアカデミー賞にノミネートされたこともある。
 私は覚えていなかったが、ブラックホーク・ダウンでは、苦悩を募らせながら命令を下す作戦の指揮官ウィリアム・F・ガリソン少将演じていた。
 

実話を映画化したものだが、米兵19人の犠牲に対してソマリア民兵ではなく、ソマリア人の犠牲者が1000人も出た悲劇。

この映画が封切られた時、観た人たちから、あまり意味が分からんと言う話が多かった。

 私も何度か観る内に、少しづつ理解できるようになった。レビューも凄い数で、いろいろな見方をする人がいて参考になる。 

その中で共感できたのは、「戦争の相手を『無能』『格下』と決め付けてしまったがために、急襲が急襲でなくなり、待ち伏せに会い、被害を拡大させてしまったことをアメリカに反省させるような内容に見えます」
 今、北のICBMが問題になっているが、このレビューアーが言ったように、もし北の武力を甘く見ていたら、トンデモナイ結果を生むことになる可能性も…。
 日本もだけど、トランプ政権を見ていると、この時期異変が起きるとしたら、北の読みが深かったと後世の歴史家は指摘するかもしれない。


(「Oricon」データベースより)
ジェリー・ブラッカイマー製作、リドリー・スコット監督で贈る、1993年のソマリア紛争の真実を描いた戦争アクション大作。アメリカ兵士たちの15時間に及ぶ壮絶な市街戦の模様を描く。
 

どなたも一度は観て欲しい映画です。