二人だけのパーティー

 売り言葉に買い言葉
英語にも同じ表現があるようだ。
One ill works asks another.
(意地悪な言葉は、他の意地悪な言葉を招く)


トランプと北の口喧嘩は、止まることを知らない。
いやしくも一国の代表者が、喋る言葉ではない。
「お前のカーちゃん、でーべそ」のたぐいだ。


暑苦しい言葉のように、昨日の堺浜も、空気がどんより熱を帯び、靄っていた。

時々走るローディーも、いつもの軽快な走りとは少し違う。
こんな時は、高速で走るボートが美しい。


アクション映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王
のコレクション棚から紹介する、今日の一本。


「ブロックパーティー」


Amazonレビュー


   ドキュメンタリーにしろ、そうでないにしろ、デイヴ・シャペルが企画した『Block Party』ほど抜け感を捉えた映画は他にない。シャペルのショー「コメディ・セントラル」は大人気となり世間の注目を浴びて、どうやら彼は精神的にまいってしまいアフリカへ逃げ出したが、あの後、初となる企画だ。シャペルの目にはまだ疲れが伺えるものの、多大な期待を寄せられていない企画を立ちあげる気楽さのほうが、余計に見て取れるはずだ。自腹を切って予算を出し、参加無料にして、シャペルはブルックリンで秘密のコンサート会場を準備。出演アーティストはスター揃いだ。エリカ・バドゥ、カニエ・ウェスト、モス・デフ、ジル・スコット、コモン、ザ・ルーツ、デッド・プレズ、そして再結成したフージーズらで、それぞれが迫力のパフォーマンスを見せる。だが『ブロック・パーティー』はコンサートの模様を捉えているだけではない。映画の少なくとも1/3で、シャペルはブルックリンや自分の住むオハイオ近隣を歩き回り、出会う人々とコミュニケーションを取り、多くの人に無料の招待チケットを手渡す。このシーンがリハーサルをやり、コンサート前に気楽にしゃべっているアーティストたちの記録と相まって、シャペルは日々の生活をほんの少し広げてみただけだという感覚を与えている。たった1人を相手にふざけることも、数万人を前にふざけることでも、同じように楽しんでいる感覚だ。このイベントをまとめることが独特のセルフ・ポートレイトとなっており、見る側はシャペルの復活を体験できる。このコンサートの活気とシャペルのゆるいコミカルなジャズに身を委ねることができたら、あなたも復活を実感するだろう。(Bret Fetzer, Amazon.com)

 今こそトランプは、このDVDを観て、デイヴ・シャペルのトークを真似るべきだろう。
「言葉は世界を変える」
私はこのフレーズを疑わない