ノスタルジー

 三連休の初日なのに、堺浜を走るバイクは少ない。
風を防ぐ物は何もなく、油断すれば風邪をひくだけだ。

ここに座れば、一瞬別の事が頭に浮かぶ。
西部劇を観なくなって、かなり経つ。もちろんデンゼルの
「マグニフィセントセブン」は観た。しかし所詮リメイクだし、前作を上回ったとはいいがたい。
無性に西部劇が見たくなり、夕食後コレクション棚から一本再生。


「シルバラード」


アマゾン内容紹介
投獄の身だったエメットがシルバラードに向かう途中、風来坊のペイドンと出会う。共にターリーの町に立ち寄った所、エメットの実弟ジェイクが縛り首目前で牢に囚われていることを知る。
ペイドンの協力で弟を助け逃亡する3人。その後、酒場で揉め事を起こしていたマルを仲間に加え、ようやくシルバラードに辿り着く。しかしそこは土地独占を企てる牧場主マッケンドリックに牛耳られていた。
 彼らの余りにもひどいやり方に、そして町や愛する者たちを守るため、エメットたち4人は闘うことを決意する。

この映画には、インディアンを除けば、すべてのアイテムが詰まっている。
絞首刑台

ウイスキー

二丁拳銃

渡河

追跡

幌馬車隊

サルーン

早撃ち

西部劇の好きな製作者が、西部劇を好きな役者を集めて作った映画。だから一つ一つのシーンが、決まっている。お約束事が必ずあり、観客に満足感を与える。
西部劇は昔の映画に限る。馬を上手に扱える俳優はいないし、拳銃の早撃ちを練習する俳優もいない。
何故だと思います?
西部劇を撮影した荒野は、むかし原爆実験をした所で、主演級の俳優がガンで亡くなったからです。