男の生きざま

 20日振りの堺浜。
昨日まで全開だった毛穴が、一瞬にして閉じてしまうような気候。
エスキモーが、冷蔵庫を保温機代わりに使う意味が分かる。

帰宅後、録画棚を開くと、どうしても観たかった一本が待っていた。
ドキュメンタリー映画
「サム・ペキンパー 情熱と美学」
私はこの監督のDVDは殆んどコレクションしているが、なぜ晩年周囲から疎んじられたのか、疑問に思っていた。そしてこれを観て、ある程度の謎は解けたつもりだ。
この番組は、かなりの人が鑑賞したと思うが、誌上で再現してみたい。

「ワイルドバンチ」のメキシコ軍の話を面白おかしく話す、
ボーグナイン

この映画には、監督も満足していた。

「わらの犬」ではメソッドでくるダスティン・ホフマンとぶつかる事も

「ゲッタウェイ」で刑務所のシーンは、本物の犯罪者の中で撮影

同じ映画でヒロインを演じたアリ・マッグロー

「戦争のはらわた」に主演したジェームズ・コバーン

晩年は、アルコールとドラッグに溺れ、失意の最後だった。

在りし日の父親を懐かしむ娘、ルピータ

私はどうしても、クリント・イーストウッドと比べてしまう。
人生を上手く泳いできたイーストウッドと、サムの違いは何だったのか?
その答は出せそうだが、安易に言うにはまだ早すぎる。