トラウマ解ける

 チャレンジリーグ 堺浜クリテ
第三戦の90分エンデューロが始まっていたので、しばらく見学。

先頭集団は、必死に漕いでいるが、後続にはマイペースで走るライダーも。レースの雰囲気を味わっているのか、周囲を見ながら楽しんでいるように見えた。私もレースで走るなら、このクラスで十分だ。

私が1964年に開催された東京オリンピックを見たのは、大学四年の時。
日本人なら、柔道の無差別級では、日本代表の神永昭夫が絶対勝つと信じて疑わなかった。
そして決勝戦で勝ったのは、オランダアントン・ヘーシンク。日本のお家芸で負けたのだから、日本国民にものすごい衝撃を与え、柔道に関係ない人でも、一時立ち上がれないほどの敗北感を味わった。それがトラウマとなり、「オリンピックに魔物がいる」などと言っては、負けた時は傷の舐め合いをしていた。
しかし昨日の、高木菜那が大勢で一斉に滑る新種目、
女子マススタートでオランダ選手をかわし、金メダル
そして表彰台に立つ彼女の背丈を見て、私のトラウマは解けた。
オランダ国民は、アイススケート王国の自分たちが受ける屈辱を、私が東京オリンピックで受けたと同じように感じただろう。
しかし50年間の歳月に、日本は強い国へ留学し、技術を学ぶ姿勢を、ヘーシンクから教えてもらっていたのだ
私の浅はかな気持ちは、日本選手を受け入れ、世界一に導いてくれたオランダへの感謝に変わった。


高木菜那とカー娘をエド・サリバンもあの世から祝ってくれた

シュープリームスもバンザイ
フィレンツェのバラード、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン

高木も吉田シスターズもほんとに良かったよ

ダイアナ・ロス、あなたはホントに上手かった

輸入DVDなので、彼女たちはそのような事をコメントしたかどうかは定かでない。
しかし日本のテレビ業界人たちに、エド・サリバン・ショーみたいな番組を創ってみたいという欲望は無いのだろうか?
ショーの本場、アメリカへ留学するのも一つの手だが、コピーでなく創作が観たい。