醜い改ざん

 前日の堺浜に浮かんだゴミは、おおかた処分されていた。

ゴミ収集船の威力か… 

新車にちょっとでも乗りたくて、強風の中、堺浜の周回道路を走る

小雨もぱらついていたので、帰宅後、洗車する
夕食後録画棚を開いた。


「アイ・イン・ザ・スカイ  世界一安全な戦場」



 【アマゾンストーリー】
 罪なき少女を犠牲にしてまでも、テロリストを攻撃するべきか?
正義とモラルを問う強烈なラスト!
ナイロビ上空6000mを飛ぶ【空からの目】を使い、イギリス軍の諜報機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、国防相のベンソン中将(アラン・リックマン)と協力して、英米合同軍事作戦を遠く離れたロンドンから指揮している。凶悪なテロリストたちが大規模な自爆テロを実行しようとしていることをつきとめ、アメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃の指令を出すが、殺傷圏内に幼いパン売りの少女がいることがわかる。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先しようとするが…


ミサイルを装備したドローン

ミサイルを発射した場合の、標的以外の人的被害のパーセンテージを予測するC.D.E.

発射指令を出す大佐

テロリストが潜む家屋が標的

標的の傍でパンを売る少女

政治家はC.D.E.の数値が上がるのを懸念するが、大佐は数値を改ざんし発射命令を出す

周囲の状況が何もわからず、パンを売る少女

 大企業のデータ改ざん、政治家や役人の公文書改ざん…、など我々の生活に入り込む悪は、必要悪なのか?
しかしミリタリーで行われるC.D.E.の改ざんは、無辜の人を殺す場合がある。だが、それを実行しないと、もっと甚大な人的被害を受ける。
この映画は、改ざんに良いも悪いも判断できないジレンマを見事に突いていた。
 シリアのアサド政権みたいに、C.D.E.など関係なく、無差別に空爆している国もある。もっとも被害状況を小さく改ざんしている状況はあるが…