タイミング誤る

 午後から晴れだしたので、大泉緑地へ。
前日やり残しの階段下りに挑戦。四段だが、この公園にこれ以上長い階段は無い。
10回近く下ったが、ノーミス。この後、長い坂の登り下りを練習。
肩がイカっているのは、自慢しているのでなく、アメフト用のプロテクターをTシャツの下に着こんでいたから。

蓮池で一服。水曜が定休日の住宅や不動産関係者か、若い人のBBQパーティーがあちこちで開かれていた。隣でも若いカップルがデートしている。
悲劇はこの後起こった
時間がドリンクタイムに早かったので、もう一周園内を走ることに。途中で林の中へ入ろうとした。根っ子の上も走ってみたい。
舗装路から草むらの林に入るには、縁石を越えねばならない。
高さ15cmほど。何のことは無い、私のバイクなら小細工しないでも、段差をものともせずクリアする。
私はここで欲を出し、フロントサスを押し込み、体勢を後ろにずらし乍ら、リフトアップを試みた。
しかしタイミングが遅く、サスペンションを押し込んだと同時に、前輪が縁石に衝突、身体は前のめりに草むらに…。
口の中に土の味が滲み、革手袋をしていた左手に激痛、右の大腿四頭筋にも痛みが…。バイクが下半身に被さっていた。
直ぐに起きられず、横倒しのバイクから水筒を抜き取り、口に含む。何度かウガイして、口の中の土を洗い出した。
近くに人は居なかったが、バイクを起こし跨ってみた。
何かおかしい…、左のブレーキレバーがズレている。
私はリュックから簡易工具を出し、レンチでネジを緩め、再び締め直した。他に損傷はないようだ。

帰宅し入浴しながら身体をチェックした。左手薬指が突き指状態で内出血している。手の甲も擦り傷で痛い。手袋が丈夫でなかったらもっとダメージがあっただろう。
大腿四頭筋は縁石で打撲したのか、皮膚が薄く剥げ、痛みは今朝は感じない。
しかしベッドの中でも、なぜ転倒したか反芻する。やはり簡単だから、集中していなかったのが、一番の原因だと結論する。
簡単だから、草むらを流して帰宅しようと、動作が緩慢になっていた。なめたらアカン…。
転倒したら、いつも天から聞こえてくるフレーズ。何度も聴きたくない天の声だ。


こんな日は、観る映画も渋いのがいい。


「処刑台の獣たち」


(「キネマ旬報社」データベースより)
凄腕強盗と凶悪ギャングと悪徳刑事の死闘を描いたクライムアクション。刑務所帰りのワルばかりを束ねて銀行強盗を重ねるジャックは、次なる強奪計画を実行中に警察の襲撃を受ける。裏切り者がいるという勘に突き動かされた彼は復讐を誓うが…


内縁の妻は美しく

犯罪者は、料理を作るのも上手い

しかし刺客には容赦ない

イギリスの犯罪映画に出てくる俳優は、どれも渋く本物に見える。
今回主演のクレイグ・フェアブラス 、大男なのでショットガンを持たせたら、より迫力のある演技が観れそう。