地味な練習のくり返し 13

風が強く、体感温度は五度程度。そんな中、シートポストごとサドルを抜き取り、立ち漕ぎの練習。

カンチョーの恐怖で、へっぴり腰になっている。しばらくは、サドルを下げた状態でやってみよう。近くでウイリーを練習していた兄さんに、シャッターを押してもらった。


シートを戻しトレイルに移り、何度か往復する。

この秘密の場所も、バイクを走らせ道らしくなったのか、ウォーキングする人が現れた。暖かくなれば、走行は無理かもしれない。
少し不気味な場所だけに、子供や女性は入り込まないが、歩くのはホームレス風なオッチャンだった。


緋桜の一種か、ソメイヨシノが固い蕾なのに、開きかけている。

冷たい風がさらに強くなった。それにも負けず、広場の端で高校生の卒業コンパか、BBQが始まっていた。

私が高校を卒業したのは、東京オリンピックの数年前だった。地方の進学校だったので、当時こんなイベントは想像もつかなかった。


アくしょん大魔王


「パリより愛をこめて 」


(アマゾンのキャッチコピー)
若き駐仏アメリカ大使館員リースは、エージェントとしての華やかな活躍を夢見ながら、地道な諜報活動に従事していた。しかしそんな彼の生活は、麻薬捜査のためにパリに乗り込んできた、CIAの超凄腕諜報員ワックスとタッグを組まされたことで一変する。
 相手に有無を言わせず銃をぶっ放すワックスに、人を撃った経験のないリースは唖然とするばかりだったが…


ジェット旅客機が発着できる、巨大滑走路付きの自宅に住むジョン・トラボルタ。

スケールこそ違え、このところ毎晩観る「悪名」の勝新太郎と、キャラが似ていると思うのは私だけか。
豪放磊落(ごうほうらいらく)な性格が、ダブって見えて仕方がない。