地味な練習の繰り返し 1

「山の駅」のオーナーにコーチしてもらって、二か月以上が経過した。
平日は、午後から堺浜を走る。ここはローディーが多い。学生や社会人チーム、プロのレーサー、東京パラリンピックを目指すライダーなど。しかし週末は、スポーツカーをぶっ飛ばす輩も多いので、要注意だ。
そんなわけで、私は車道を走らず、空色の自転車道を利用する。



帰りはJグリーンの周回道路を流し、サッカーの練習風景をチェックする。しかしナデシコやプロチームの練習は、黒いシートで目張りされ見ることはできない。

    アくしょん大魔王


日々のバイク練習は肉体労働だ。初心者なので余分な所に力が入るのか、脚、肩、腕が凝ってくる。夕方アルコールが入り、マッサージ機に座ると、4K大型画面の5.1chでアクション映画を楽しむ。録画で採りためたWOWOWと、300本以上のDVDコレクションから、その日の気分で一本取りだす。
昨夜見たのは「ブラック・レイン」

ツタヤで何度も借り、コレクションに加えた一本。大阪府警のロケは大阪府庁が使われ、ガンファイトがあったN製鋼所は私も仕事で何度か訪れた場所。しかしこの一本を取り出した理由は、出演者に吉本新喜劇の島木譲二を思い出したからだ。彼のギャクは「大阪名物パチパチパンチ」 まさかこの映画で、このギャグをやったわけではないが、ヤクザの子分で、ガッツ石松と共にいい味を出していた。闘病中だったが、去年12月に亡くなられた。追い酒のウイスキーを口に含み、松田優作や健さんを見ていると、鼻の奥がツーン
とする。