娘を思う親心

 グアム在住ブロガー、mlgさんの台風22号レポートが次々入って来るので、私も夜半からの豪雨を観察に大和川を走る。

護岸すれすれまで、増水していた。

帰宅しながら、草の上を走りたくなり、感触を味わう

夕食後、グアムの事が気になるが、テレビで台風情報は出てこない。仕方なく録画棚から一本再生。


「ありがとう、トニ・エルドマン」


アマゾン内容紹介
 ドイツ、フランスでは異例の大ヒットを記録し、アカデミー賞ノミネートをはじめ、全米、ニューヨーク、ロンドンなどの映画批評家協会賞の外国語映画賞を受賞。ヨーロッパ映画賞では作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞と主要賞を総なめにするなど、世界の映画祭・映画賞を席巻!


家に寄り着かないキャリアウーマンの娘を心配して、勤務地まで訪れる父と、それを鬱陶しく思う娘の物語。クスッとするところや、グッとくるところもあり、コメディでもありシリアスでもある。

同じような映画に
「人生の特等席」がある。
ヨーロッパの映画は、終わりは必ずしもハッピーとならないが、観た人に考える時間を与えてくれる。
一方アメリカ映画は、ハッピーで終わり、観て良かったと納得する。

 私にも娘がいて、美術系の大学を出て、家庭を持ってから、さらに別の大学院を卒業した。しかし絵画はピザのように売れるわけではない。そのうえ子育てと、創作活動のディレンマで相当悩んでいた。そんな話を聞きに、先日東京まで足を延したのだが、映画のように簡単には終わらない。
いつか「ありがとう、お父さん」と言われる日まで、もう少し私のガンバリは続く。


グアムから届く情報では、日本が被った台風21号ほどダメージは無かったらしい。今から被害状況は出て来るだろうが、直撃のロタ島が気に掛かる。