自分ファースト

 米国から入荷した機械の組み立てが終わり、わずかな時間が取れたので、DDH(土手ダウンヒル)の練習。先日調査した傾斜は、帰宅して風呂で脚を見たら、虫に刺されていた。そこでいつもの場所へ。
草刈り後は、見知らぬ虫が、免疫のない人間を襲うので、要注意。

登ったら下る。右傾斜、左傾斜を10本ほどトライ。

練習したことを反芻しながら帰宅。トレイルはこんなものでないのは分かっているが、身のこなしは日ごろからやっていないと咄嗟に出来ない。

アメリカファーストを叫ぶのは、トランプだけではない。
ゴーン逮捕の事件でも、結局はフランスファーストにニッサンが危機感を覚えたからだろう。
私はニッサンの車を、時期はずれるが二台購入した覚えはある。
最初に来たのは、その頃初めて乗用車に乗せたディーゼルエンジン。当時ガソリンと軽油の差は相当あり、軽油の価格はリッター50円ほどだった。
仕事も順調で依頼が有れば、関西一円どこでも見積りへ走った。
当然移動距離が延び、年間3万キロ以上は走った。
結局、セドリックディーゼルは10万キロを超え、下取りに出すと、100万円になった。
その頃のキャッチコピーは「技術のニッサン」だった。それがいつの間にか、ルノーの傘下に入り、ゴーンの時代になった。
彼は自分ファーストの人だったようだ。こうなったのも、技術は世界トップクラスなのに、会社を発展させるマネージメントに優秀な、日本人役員がいなかったのだろう。
歯ぎしりするエンジニアがまた生まれたのは、今回だけではない。東芝、シャープなど、グローバルな企業になれば、弱肉強食の世界で生き残る覚悟が無ければ、餌食になる。


私はマフィア映画が好きだ。
昨夜の「クライム・ヒート」は二度目の鑑賞。
ブルックリンでバーを装って、マフィアの金を預かる「闇銀行」を営むバーテンと店主の物語。
ここで自分たちファーストは、チェチェンマフィア。そんな危うい環境で、バーテンは生き残れるのか?
経営者も映画から学ぶことは多い…と思うのは私だけか。