旅の終わり近づく

 本来なら、もう始まっている「ワールドマスターズゲームズ2021関西
私はまるっきり初心者だったが、この大会のMTB レースへ参加しようと、マウンテンバイクを練習し始めたのは、2017年の初頭。
大会期間中に80 才になるので、それまでを旅と位置付けた。
しかしコロナ禍で、この大会も一年延びる。
どんな旅でも、始まりと終わりがあり、私の旅は今月終わる予定を変えることはしなかった。
マスターズの精神から言えば、別に90 才になっても参加できるわけだが、コロナ禍で失った月日は惜しいし、残りの人生は無駄にしたくない。
ピリオドを打つのに、最後のピースを見つけたい。
私には来年参加することが、そのピースだとは思えないからだ。

大会に参加しなくても、これからの年齢をサバイバルするには、毎日のエクササイズは欠かせない。そんなわけでノルディック・ウォーキングバイク漕ぎ、テニスは日課で続く。

私の大好きな夏日。大和川左岸を歩き、新高野橋を渡る。
左土手の階段から右岸へ下りる。

私を追い越した女子高生と思えるランナーが、立ち止まり縄跳びを始めた。
部活の体力を維持しているのかもしれない。

アビコ大橋の上を歩く。シニア女性が先日、接種予約の電話を掛け、750回目に繋がり、予約できたと話していた。しかし成功した瞬間、抜け殻みたいになったそうだ。
これだけのエネルギーと不安を貪った接種予約、役所の言い訳は「アメリカの予約ソフトを利用したのが原因」
絶句して次の言葉が出てこない。上から急に押し付けられたから無理だった…と言いたいのだろうが、押し付けられる前に自分たちでベターな方法を考えて欲しかった。

以前阪神高速の入り口から、自転車を押しながら入って行ったシニア男性を見た。
料金係が飛び出してきて追い返し、緊急電話を掛けていたが、
押し付けられた仕事ばかりあてがわれ、ストレスの溜まった人では、と勘ぐってしまう。