完ぺきに練られたシナリオだった…
ベネズエラの大統領夫妻拉致事件は、半年近く前の8月には出来上がっていた。
その前に行動を起こしたのは、数人のCIAアナリストたち…
ほとんど女性たが、大統領夫妻周辺の日常生活習慣が、徹底的に調べ上げられる。
そして実行日を想定した時点から遡り、細かいアクシデントの解決策を落とし込んだ…
まず制空権…F-22ラプターがカラカス上空を支配、どの国の戦闘機の侵入も許さなかった。
さすが日本の空自が欲しがっても許可が出なかった戦闘機…ホントの性能は未知の領域

上空に邪魔者が入れなくなった時点で、F-35、F18に搭載した精密誘導爆弾GBU53が…
大統領宮殿周囲の軍事施設や、麻薬組織の武器倉庫を攻撃…

爆発炎上しているが、防空システムが動いていない…

考えられるのは、F-35や電子偵察機が遮断したのか…?
或いはベネズエラ軍のオペレーターが、恐怖で体が動かなかった…?

大統領拉致担当チーム…デルタフォースはオスプレーで宮殿へ急行…

セーフティルームへ逃げ込む大統領夫妻は拘束され、国外へ…

この手の防空システムが動かなかった理由を推測すると…
マドゥロの大統領の残り任期が少ないのを理由に、ベネズエラ軍が裏切った…

或いはハッキングされ、白くなったディスプレーの前でオペレーターが、
何も出来なくなった…

防空システムが動かなかった理由は…しばらく話題になり
人為的なものか、物理的不具合によるものか、詮索されることになるだろう…

トランプ大統領は自国の裏庭で、チョロチョロするネズミに、以前から気が付いていた。
二匹を一度に捕らえるには、正直荷が重い…
成功したとしても、世間は何を言うか分からない…終活で頑張るしかないな…
トランプは結論を出した…
ロシアのネズミはウクライナで武器を使い切り、経済制裁でアップアップ
アジアのネズミは、台湾しか頭になく、騙せば引っかかるかも…

アジアのネズミは、次は自分がテッペン獲ると、金儲けの話は自分で企画…
パナマ運河は、いずれアメリカのモノになるかも…それならベネズエラの安い石油は、パナマを通らず、アメリカの東側を通過すればイイ…
思い立ったが吉日、アジアのネズミは…
手付金に600億ドルの小切手持参でカラカスへ…
アジアネズミの代表団は、手厚い持て成しに喜び、新しい海洋ルートの開発に望みを託す

その頃オスプレイで宮殿に到着したデルタフォース…マドゥロ大統領が握りしめる…
600億ドルの小切手を繁々と見つめたデルタフォースの隊長…
麻薬や石油の決済は、全て現ナマや言うて、小切手を自分の財布へ…

しかし今回、交戦は少なかった…ベネズエラ軍の主体はキューバ兵、ロシアはワグネル、
中国は軍の訓練教官を多数出していた…アメリカ側に負傷者は居たが、死者は出ていない…
アジアのネズミとロシアのネズミも、いつもの戦狼的な外交は見せず大人しい…
そこには拉致された大統領夫妻の深謀遠慮が見え隠れ…
ベネズエラ夫妻の尋問された時の受け答え…
トランプが一番聞きたかった、この二匹のドブネズミの本音。
CIAの尋問形式は、他に類を見ない…
情報をシャブリ取られた二人の体内には、血液も残っていないカモ

傭兵のワグネル達の考えは、単純明快…

嘘か本とか紛らわしいが…傭兵はお金が無くても、組織を抜けることは無い
しかし生存の可能性が無くなると、逃げてしまう…

今回も宮殿から大統領夫妻が拉致されると、さっさと私服に着替え…
茂みの中へ消えてしまった…

「ゼロ・ダーク・サーティ」
過去にも良く似た実話が映画化されたが、例によって多くの人が観ていないと思う…
作品の出来は、観ないと損程度の作品だが、オスプレーに乗り、
ビン・ラディンの屋敷に乗り込み、全員射殺で帰還した…
例により前乗りしたCIAアナリストが、ビン・ラディンの屋敷を突き止めるが…
CIA幹部は本気にせず、うやむやに済まそうとする…葛藤する女性アナリスト、
他国での軍事作戦に、世界から叩かれるのが嫌なCIA…おまけに標的はビン・ラディン
ついにCIA長官が一か八かの決心…
物語は淡々と終わるが、監督はジェーズ・キャメロンの元妻、キャスリン・ビグロー
活躍したデルタフォース、ベネズエラも出番のつわもの達…
しかし成功に導いた女性CIAアナリストや、デルタフォースの隊員名は、
いまだに伏せられている。

成熟した女性が流す一筋の涙…監督の涙か、主演のジェシカが思わず流した本物の一筋か…
この涙の意味が分かれば、相当深い人生を体験した人だと感じいる…
原題の意味は、ゼロダークサーティ(深夜0時半)