危ない自作自演

 大和川堤防の法面を駆け下りる。しかしここで初めて転倒
斜めに下りるつもりが、急坂が眼前に迫り、慌ててハンドル操作を誤った。

ここの取り付けスロープは、路面が荒れて、雨で深い溝も削られ、走行には注意する。

法面を駆け下りても、広場があれば気持ち良くフィニッシュできる。私が決めた法面三か所を、数回ずつトライして練習を終えた。
緊張と暑さで、喉はカラカラ。ボトルを飲み干したので、右岸の舗装路を漕いで帰宅した。

米国とイランの関係がキナ臭くなってきた。元はと言えば、ホルムズ海峡で日本を含むタンカーが攻撃されたのが原因だが、この事件の真犯人を巡って憶測が乱れ飛んでいる。
憶測は四つ。まず米国やイギリスが主張するイラン軍か革命防衛隊。しかし徐々に現れてくる記事を読むと、可能性は低い。
次はサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の連合勢力。しかしホルムズ海峡封鎖という事態になりかねない。そうなると、サウジアラビアやUAEは、石油の輸出に困難を生じる。
三番目は、米国の自作自演。イラクの大量破壊兵器も、結局は見つからず米国による暴走だった。
四番目がイラン内部犯行、つまりイラン政府・軍でないが、革命防衛隊の跳ね上がり分子だという説。
私は三番目が臭いと睨む。イランとの戦争に正当な理由が欲しい米国は、配下を使い、あたかもイランがタンカーを攻撃したように見せかける。最後のダメ押しに、無人偵察機をワザとイラン領に侵入させ、イラン軍に撃ち落とさせる。
このようなシナリオは、ハリウッドの映画製作者ならすぐに思い付くことだ。
トランプ大統領はイラン攻撃を、直前に撤回したとツイートしたが、政権内には強硬派もいて、一枚岩ではない。
それよりも戦況が厳しくなれば、日本のタンカーが攻撃されたから始めた戦争だから、日本もそれなりの貢献をしろと、言い始めるかもしれない。ドキュメンタリーには、映画に無い冷たさと厳しさが待ち構えている。
日本の政治家にそれが耐えられるか心配する。