父の日、普段と同じ日

日曜日、晴れたのは夕方で、昼間は曇天
そんな中を歩き出す。

土手のダウンヒルも、着地が湿地。梅雨明けを待たねばならない。

行基大橋で折り返す。

山下美夢有が、ニチレイレディスで優勝、父の日に感謝の涙

しかし岩井ツインズが、最終組で一緒に回るとややこしい。
名前で姉妹は区別できるが、髪がショートかロングかで判別できない。
姉はトップが黄色

妹のボトムは黄色。遠目のフェアウェーなら、ややこしくなる。
願わくば、マラソン選手みたいに、ゼッケンを背中に付けて欲しい。

父の日だったので息子夫婦が訪ねてきた。
BBQをテラスでしたのだが、食材に新トウモロコシも出ていた。
その後トニー賞の録画を観ていたら、コーンの歌も有った。

堂々たる体躯、コーン15本ぐらいはいけそう。

コーンを食べると…こうなるらしい。

イースタン・プロミス

体調がそれほど良くなかったので、ここでUターンしょうかと思い、河川敷から堤防へ上がってきた。

しかし大和川河口を眺めると、手招きしているよう。

再び河川敷へ下り、河口へ向かう。

藪が途切れ、終点か…
釣った魚をリリースせず、投げ捨てられたのか、魚の腐臭もして、短い滞在で撤収

ウエットな路面なら、とてもじゃないが漕ぐのをタメらう河川敷を戻る。

鉄橋の下で水分補給

ファットバイクとすれ違う。

河で泳ぐ人は、数か所で見られた。
この辺りは大和川でも、比較的澄んでいる。

マフラー二つ付け、爆音で近付くワンボックス。そうそう、アンタは強い…

いや、もっと強い男がいた ヴィゴ・モーテンセン
「イースタン・プロミス」
イギリスやアメリカで暮らすロシア人は、レストランや床屋を生業とする人もいるが、裏の稼業はドラッグやアルコールの違法取引、人身売買に係るロシアンマフィアが存在する。


この作品のレストランのボスもマフィア関係者。そのお抱え運転手が、ロシアの司法機関KGBから鞍替えしたFSBの内偵捜査官、 ニコライ。
しかしニコライ、マフィアの契りである入れ墨も入れ、ボスの地位も狙うグレーな役どころ。
ここまで分かって映画を観ると、尺は短くても監督が撮りたかった内容が良く分かる。
監督はプーチンがレストランのオヤジのように狡猾で、平気で人を裏切るロシアの極悪人として捉えたかったのかもしれない。
そしたらニコライは、現実として現れるわけだ。
ひょっとして、ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン?

アマゾンで購入履歴を調べたら、私は7年前に購入、コレクション棚に収めていた。
阪神が無様な負け方をすると、こんな作品でも観ないと、ぐっすり眠れない。

タフガール古江

久しぶりの青空、屋上へ布団干し、堺浜へ漕ぎだす。

止まって見えた遠くのクレーン、動きながら前進している。

以前も見たことはあるが、帰宅して調べてみた。
業界初の3脚トラス式A型ジブを2基装備し、厳しい海象条件下の作業でも、ミリ単位の施工精度を可能にした日本最大の起重機船4,100トンも吊れるらしい。

タグボートは前に一隻、左右に一隻の計三隻で引っ張っていた。
更に航行している船に注意を促す小舟が前後に付く。

復路は追い風、時速16kmでスイスイ

戻ってきた

米国バーモント、マイヤーLPGAクラシック 初日
西村優菜がファンにサイン

古江彩佳は初日トップタイ、二日目を終了して単独一位になった。
連戦が続くのに、小さな体で頑張っている。あと二日、良い知らせを期待したい。

「バイオレント・ナイト」
途中で眠くなり、二日がかりで観終わった。
一応サンタの物語だが、子供には見せられない。大人は退屈。
しかし、よくも子役をこんな作品に出演させて、どこからも??クレームは出なかったのだろうか?  ブラックサンタ?

フルメタル・ジャケット

この映画を先に観て、私に薦めたのは、当時英会話スクールで習っていたサンディエゴ海軍基地 付近に住む、女性英語教師だった。
35年ほど前だから、私は50歳にまだ届いていない。
今回の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が死傷事件、陸自で以前も有ったし、各国の軍隊でも、同じような事が起きているのを、私は認識している。


「フルメタル・ジャケット」
ストーリーは前半と後半に分かれていて、問題は前半部分。

海兵隊に志願して入隊してきたが、体形がデブなので動作もノロく、イジメの対象になる。

特にライフル銃の解体組み立ての練習に齟齬が来て、鬼教官からしつこく注意される。
しかし訓練期間が終わるころには、その動作も完ぺきに熟すようになり、鬼教官も納得。

だが終了の日、男はトイレで鬼教官を射殺、自分も喉にライフルの銃口を向け自殺する。


ここから私の妄想は始まる。
私はスタンリー・キューブリック監督を熱愛する、日本の映画監督。
政治家高官が良く集まる居酒屋で、私が飲んでいると、誰かが愚痴を呟いている。
こんな事件が起きると、自衛隊員の募集にブレーキが掛かる…」
たぶん防衛省の高官だろう。
「だからいずれ、韓国のように徴兵制度は復活しないと、日本の軍隊は立ち行かなる」
ええっと思い盗み見すると、財務省の高官、…と言うより長老
「しかしそんなことを発表すれば、国民は黙っていませんよ」
防衛省はあくまで慎重に見える
「そのために、マイナを推し進めているのだ。赤紙を配っても出てこない奴は、紐付きの銀行口座を凍結すれば、お手上げだろう?」
恐ろしいことを言うのは、財務省長老。
「当然、責任は親族にもおよび、出てこなければ親族の口座も凍結すればいい」
いい加減なことを言ったのは、デジタル庁の高官
彼は私に気が付いたようだ。つまらぬことを訊いてきた。
「監督、おたくは戦争映画も撮っているし、何かアイディアは有りますか?」
仕方がない、私も焼酎三合ほど飲み、カウンターの上には、お代わりのJ&Bのロックが置かれている。
新入隊員の教育は、どの国でも苦労していますよ。良かれと思って指導したことを、逆恨みし逆襲してくるのはたまに聞きますね。それより、兵士は人間よりロボット化が進むでしょう」
「えっ、どんなふうに…スターウォーズみたいに?」
今度は経産省の高官が訊いてきた。
「似ていますが、もっと進んでいます。ロボットは動力に、布のようにフレキシブルなソーラーを着ます。補助動力に燃料電池、胴体に武器が組み込まれ、必要に応じ銃器が出現します。弾薬も胴体の弾倉に収納、必要な充電は、マッサージ器みたいな椅子に座り、短時間で満タン、戦場で損傷した個所は、部品を丸ごと交換します」
「なんかよう分からんけど…」
財務省の長老は呟いている。
「分かりやすく言えば、F1レースで車がピットに入ってきたら、タイヤ交換から、部品の点検、燃料補給をするでしょう、それを全てロボットが熟すのです。さらに付け加えれば、ロボタリーは…」
「ロボタリーてなんですか? 」
「ロボットのミリタリーです、私の造語ですが…ロボットの皮膚になるソーラーは、カメレオンのように、戦場の環境によって変わり、ジャングルなら森林迷彩、砂漠ならデザート迷彩に、センサーは敵と味方を識別するドローン用と、更に敵のレーダーを躱すステルス性能も加えます」
「それなら無敵だ!」
経産省の高官が叫んだ。だいぶ酒が回っているようだ。
「指揮官は1人、ロボタリーの管理官は二人で50個のロボを支配します。同じように、戦車や装甲車も自動運転にして、ロボットに操作させます」
「オール電化と言う訳か」
経産省が知ったかぶりの事を呟く。
コ〇ツやク〇タは、少しラインを変えれば、無人武装重機は、お手の物でしょう」
と私が企業名をボカシて応えると、経産省は俄然眼を輝かせ…
「それはこちらの得意分野だ、お任せください」
財務省長老に取り入っている。
しばらくして居酒屋の店長が、カウンターでうつ伏せの私を起こしたから、この会話が事実だったかどうかは分からない。


英語教師が観ることを薦めたのは、それだけの価値を見つけたのか、私をデートに誘ったのか今となってはどうでもイイが、海軍の町サンディエゴでバーを経営していて、しんどくなり息子に譲ったと言っていた。


今回の陸自死傷事件を考えると、英語教師は純粋に映画を薦めただけだと確信した。

10キロ、2 時間コース

毎日イラつくほどの梅雨空
こんな湿度の時は、思い切り汗を掻くのがイイ
そんな訳で大泉緑地まで歩いてきた。
家から往復7キロ、園内一周3キロ強。計10キロ

園内でとりあえず給水タイム。あざ笑うかのように、空からポツポツ落ちてきている。
私は防水アウターを、リュックに詰め込んできたので、覚悟はできていた。

散歩に不向きなので、ぶらつくシニアも少ない。

雲が動いていて、雷雲ならゴロゴロ始まりそうだが、まだ雷鳴は聞こえない。

建て替えたトイレは竣工寸前、夏休みには間に合いそう。

蓮池から厳かな薫りは未だ…梅雨明けには匂ってくるはず。

右の暗闇の中をMTBで漕ぎ抜けるのだが、徒歩では、カラスの鳴き声でその気にならない。

園内を一周してきた。ここから家まで3.5キロ。タフな2時間はまだ続く…

「ガンズ・アンド・キラーズ」
めったに観られなくなった西部劇、それもニコラス・ケイジの主演となればなおさら。
彼が演じるのは、喜怒哀楽が表情に出せない拳銃稼業のガンマン
でもそれは昔のこと、
今では妻のお陰で、町で雑貨屋を経営、娘と三人で小さな幸せに浸っていた。


ところが過去の因縁から、彼に復讐を誓うグループが現れ、妻は殺害され、娘と二人きりに…
娘も喜怒哀楽を表現できない遺伝子を受け継いだのか、母親が殺されても涙を出さない。
彼は妻の仇を討つため、納戸から昔の拳銃を取り出し、娘と二人で旅に出る…

意外とサマになるニコラス・ケイジ

この後、関西ダービーも楽しみ、ウォーキングの疲れは消えていった。