Tシャツが重くなる

 夕方のドリンクタイムまで、雨はやみそうにないので、ガレージでローラー・ランニングに精を出す。
これが結構きつく、T シャツがみるみる汗を吸い取っていく。

当然重くなり、脚の動きも鈍くなってきた。まったくよく降る雨だ。
湿度100%近くの環境で身体を動かすのは、パンツ一枚でイイけど、通りに面しているので、人の眼が気になる。

出た汗以上にアルコールを補給、久しぶりにインディアンの出る西部劇を鑑賞。「荒野の誓い
キャストは豪華で、クリスチャン・ベールが寡黙な騎兵隊大尉を好演。任務は癌末期の宿敵シャイアン族の酋長と家族を、居留地へ送り返す大統領命令。
道中、コマンチに襲われた女性を助け、道連れにしたり、土地ギャングのグループの抗争が挟まれる。
最後に敵対していた酋長との和解も描かれ、環境の厳しい西部の荒野で生きる男たちの悲哀も、監督のスコット・クーパーは上手く現している。
しかしその和解の裏で、どれだけの血が流されたことか…
米国と中国の冷戦が始まり、さらに戦場の争いになったら、同盟国を巻き込み、再び多くの血が流れる。50 年後に両国が和解の握手をしても、それまでに失われた命は、コロナウイルス禍と同じ程度の数字になるかもしれない。
クリスチャン・ベールの寡黙な表情は、将来の憂いを暗示していると見るのは、深読みだろうか…