怒ったパソコン

 ワクチン接種予約第一日目
これまで各国の接種状況や、日本で他府県の初日を横目で眺めていたので、スッとはいかないと踏んでいたが、予想通りだった。
朝九時、堺市のネットが繋がらない。らちが開かないので、ファツクスで申し込む。
「話し中」の連続。
再びネットで申し込む。時間帯か接種場所の選択は本人任せ。
まず近くの場所を選択、何回か試してネットにつながる。一回目の日時をポチる。
次に二回目の日時を選択、「ハイ」ポチる。
するとこの時間帯は選択不可の文字。時間帯を変えてみる。全部不可。
次に日時と時間帯で選択。これも可能をポチっても不可になる。
つまり場所や日時は空いているのに、可能が不可になる。
その後何回か試すが、最後には全て受け付け終わりましたの文字。
パソコンの裏に人がいて、ニヤニヤしながら遊んでいるような返答。アホらしくなって、次の仕事に掛かる。
聖火リレーが九州に移っているが、ある県から警備機械のレンタル依頼。
今日発送する予定なので、組み立て作動確認に取り掛かっていたら、キャンセルの電話。
ホテル、飛行機は予約済み、現地のスタッフも用意していたのに…
ムカムカして、大和川左岸を歩き出す。

青空のようにスッキリしない。コロナ大臣、聞くところによると、混乱太郎と呼ばれているらしい。

歩いて、少し落ち着く。やはり日本は、近くのクリニックで予約接種するようになれば、混乱は収まると思うのだが、役所や保健所にすべてを任せても、出来ないのは分かっているはず。

二回目が終わるまで、ストレスは続きそう。ストレスが感染の原因にならなければいいが…

アカデミー賞は「ノマドランド」が、作品、監督、主演女優賞の三冠を獲ったが、邦画が関係していないのは悔しい。
昨夜鑑賞した「ブラック・ウィドウ ~裏切りの代償~」
珍しいオランダ映画だが、日本では発想も浮かばない作品だろう。
死んだ思われた、オランダのマフィアの女ボスが、カナダのひなびた田舎のレストランで、ウエイトレスをしている所から始まる。
彼女には老いた母親と、三人の子供がいるが、ひょんな事から、生きているのがバレ、敵対していたメキシコマフィアに狙われることになる。
家族を守ろうとする母性愛、しかし向かってくる敵には容赦をしない昔取った杵柄…