梅雨空に漕ぐ

天候が鬱陶しい時は、漕ぐに限る。
そんな訳で堺浜へ

ローディの数も、土曜なのかグループ走行が多い

堺市のゴミ焼却場の前を通過

弁当を広げている人もいないので、雑草の上を漕いでみた。

ランニングの後、熱いシャワー。鬱陶しさを吹き飛ばしてくれる。

五年ほど前のアカデミー作品賞「グリーンブック」
当時話題になったので何度か鑑賞している。
1960年代のアメリカ、南部へ黒人がうっかり旅しようと思えば、
生きて帰れないような時代。
それを避けるのに、黒人の旅の心得みたいな冊子がある。
私の好きな、ロードムービーの人情話、
鬱陶しい日は、こんな作品が観たくなった。

生まれも育ちもブロンクスの、イタリア系アメリカ人トニー、妻との暫しの別れを惜しんでいる。
トニーは運転手やナイトクラブの用心棒など、生きるサバイバル本能はあるし、腕っぷしは強い。
愛する妻、彼女の性格は素晴らしい。
自宅の設備を修理に来た黒人にも、優しく接する。

トニーを演じるヴィゴ・モーテンセン
ロード・オブ・ザ・リングに出ていたので、知る人は多いだろう。

トニーを雇ったのは、天才黒人ピアニスト。
教養も有りトニーの書く妻への手紙も添削する。

色々嫌な経験をしながら、二人の旅は続くのだが、ガサツなトニーは少し賢くなり、
孤独なピアニストは、少し黒人本来の楽しみを見つける。
イブの日に帰ってきた二人は…
グッときて、ほっこり…ツタヤに200円払っても、だいぶお釣りが戻って来る作品。