中、印に負けそうな邦画

風は冷たくても穏やか、それならと大和川上流へ、ダートを漕ぎだす。
ダートと言っても、ほとんど砂利道。

タイヤの空気圧は大丈夫だったが、エアサスのチェックが必要か…久しぶりのスコット

夏は肩の高さまで伸びてくるブッシュだが、ダートの一本道
上の堤防舗装路は石川サイなので、ローディが多い

護岸工事が始まる前は、の後は田んぼ状態だった河川敷

自然観察が出来る場所も造られている…「子供だけで遊ぶな」の看板が出ていた

ここでUターン

ロードバイクで進入すれば、パンクのリスク大のダート道、
MTBには、いつまでもこの状態で残して欲しいものだ

録画棚に気になる作品が残っていた。
「崖上のスパイ 」
日本軍が絡む話と聞いていたので、どうせ日本兵の残忍さを誇張する、
プロパガンダ映画と思っていた。

ところで意に反して、監督が良かった。
全編雪景色で、ハルピンのくすんだ街並みも美しい。脚本キャスティングもグー。

アクションも、ハリウッド並みの鮮烈さ

スパイが戦う武器は、拳銃かナイフのみ…

めったに観ない中国映画なので、最初は男優の人相が皆同じように見え、ストーリーにすぐ溶け込めなかった…これはインド映画を観ても同じ現象。


監督のチャン・イーモウは、「晴れない雨はない」をモチーフにしているようだが、これって中国の民主化を期待しているのだろうか?
中国でメガヒットして、ほとんどの人が見に行ったのに、習近平からのお咎めはなかった?
それとも、ゼロコロナ政策で、一党支配にウンザリした民衆の、ガス抜きに貢献したと思ったのだろうか?


奥深い監督の暗示に、さすが巨匠と呼ばれてもおかしくない、真意を感じ取るのである。
もっとも、共産党はアカデミー賞など歯牙にもかけていないのだが…