スッキリ ! 半分

 今にも降り出しそうな午後、私は気合を入れ、自宅を飛び出した。今日は走り回りそうなので、ハードテイルのセンチュウ姐さん(バックファイヤー プロ 800.27)に跨る。 
 行先は堺浜。昨日見つけたワンコが気になった。
いた! いた! しかし首輪のない方だ。

 

元気な方の首輪のワンコは見当たらない

 私は水の入ったペットボトルを投げ入れ、イベント広場へ折り返した。警備員詰め所へ出向き、状況を話す。
留守番警備員は、犬が見付かった場所は、管轄外で見に行けないと言う。
ここで下がったら、漢が泣く。私はしつこくお願いし、前日堤防で人待ち顔のワンコの写真を見せた。すると意外な応え。
首輪のついた犬なら、昨日の夕方、うろついていたので保護した」
「それなら堤防に居るのは、相棒や」と、私も一歩も引かない。
しぶしぶ、巡回中の警備員を呼び出し、私に現場まで同行させると言う。
戻ってきた警備員と私は、ワンコがうろついていた堤防へ戻った。
そして警備員がフェンスを乗り越え、ワンコを私に手渡した

そして自転車の前かごに、リードで結ぶ。

二人と一匹は、警備員詰め所に戻った
二匹は再び一緒になり、嬉しそうにじゃれている。

感謝のつもりか、私に礼を言っているようにも見える。

昨日首輪の付いている犬を保護した時、警備員は役所へ連絡していた。やって来た犬担当の役人は、
「これはトイプードルで、病気は持っていないが、歳は可なり取っている」と言ったらしい。そして今夕引き取りに来るようだ。
逃げ出した飼い犬かもしれないので、一応告知はするらしいが、現れなければシェルターに移し、里親を募集、それもダメなら一週間ほどで殺処分になるようだ。


帰宅して家人に携帯の写真を見せたら、
「これはトイプーのミックス全身刈っているので、飼い主がいるはず。飼い主を見つけるのが先ね」
と言うだけ。
私にしたら、せっかく保護して、一週間の命なら、ワンコに悪いことをしたのかも…。
ワンコの姿から見て、捨てられた可能性も大。とりあえず里親探しに力を注ぐのがワンコのため。
せっかく保護したワンコが、悲しい結末を迎えないように、どなたか里親になれる人がいたら、手を上げて欲しい。


映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王
のコレクション棚から紹介する、今日の一本。


「フォーリング・ダウン」


アマゾン内容紹介
1991年6月12日。ロサンゼルスでは、午前中からこの夏一番の猛暑を記録。そんな時、ハイウェイでは工事による大渋滞が続いていた。中でも1人極度にいらつく男がいた。と呼ばれる彼は、突然、車を乗り捨て狂ったように歩き始めた。次々と事件を巻き起こし、さらに過激になっていく彼の目的とは…。
エスカレートしていく怒りと暴力。主演のマイケル・ダグラスは、キレた男を迫真の演技で熱演。クライマックスまで息を抜けない緊張感が連続する、パニックアクションの決定版。


「苛立ち! 怒り!! 大暴走!!! いったい何が彼をそうさせたのか」
「役人よ、私を怒らせるな! ワンコに何かあれば、暴走するぞ」
なんてことは言いませんが、暴走せずに、奔走してみましょう