バナナボート

 大和川の川面が、凍てるのではないかと思うほど寒かった。
いつもはバイクや、通行人がいる右岸も無人。
屋外スポーツをするような日でなかった。私は阪堺大橋を渡りUターン。堤防を、上流の平野区辺りまで走り帰宅した。

グアムから帰国して十日ほど。この日焼けオイルのせいで、まだ皮膚は黒い。普通は、ビーチで日焼け止めクリームを塗る人がほとんどだが、私は毎日、バナナボートのタンニン日焼けオイルを塗る。
二週間滞在すれば、当然タン色に仕上がり、帰国した今は、皮膚が小さい破片となって、ハラハラと落ちる。
年に四、五回滞在するので、全身の皮膚が、その都度代謝する。
左側のボトルが最強なので、黒く仕上げたいに人はお勧め。
日焼けは身体に悪いと言われているが、もう10年ほど続けているので、その結果をとやかく言われても、仕方がない。

そんなことを思いながら、ハリー・ベラフォンテのDVDを再生する。

べラフォンテを知らない若い人でも、「バナナボート」や、

「マチルダ」ぐらいは聴いたことがあると思う。

還暦頃の映像だと思うが、三島由紀夫が絶賛したステージと遜色ないだろう。

バックも実力者ぞろいで、ボナの唄も素晴らしい

コーラスはダンスも上手い

しかも歌詞がはっきり聞こえてくる。


日本の昔の歌手、三橋美智也の「夕焼とんび」なども語尾がハッキリして、聴きやすい。そのてん今の歌手は…、などと野暮な事は言うまい。