寒中ウォーキング

 雨は夜からと踏んでいたが、ポツポツと降りだしたので、急遽ウォーキングに家を出た日曜の午後。

市街から大和川堤防へ上がる。ウインドサーフィンを練習している人がいた。他人の趣味は色々だが、何度もセールを倒しては起こししていたので、桜の咲くころには可なり上達しているだろう。

ウォーキングに特別な練習はいらないが、姿勢や足速は競歩と同じで、訓練しないと上手く歩けない。

M-1 はCMが多いので録画して、コレクション棚から久しぶりに
ワイルドバンチ」を取り出す。
アクション映画の何たるかを知らない人は、この映画の冒頭に始まる銀行襲撃のシーンを観れば、全て理解できるだろう。
物語は、時代の変化に対応できず、また対応する気もなく、ひたすら突き進んでいく男たちの生き様を描いている。
これほど男の背中を魅せる作品を私は知らない。
時代の変化と言えば、今が一番のはず。令和元年から始まる今も、IT で苦しんでいる男たちが、見せる背中は果たして輝いているのか、あるいは哀愁に満ちているのか…
そんな事を考えながら観終わると、監督サム・ペキンパーの慧眼に恐れ入るのは、私だけではないだろう。