犬も歩けば…

 連休最終日は曇り。沖縄では警報が出るほどの大雨
梅雨の走りか…コロナ終息の兆しになればイイのだが。
日光浴はパスして、ノルディック・ウォーキングで巣の中を巡回する。

写真上部は松原市方面だが、昨日私は上流から歩いてきた。
連休中、何度か気になる女性に会った。彼女はランニングしているので、必ず私を追い抜いていく。
当然後ろ姿しか見ないのだが、背は私と同じぐらいだから170cmぐらいか…、年齢は25歳前後、髪はポニテで薄茶に染めている。
ボトムは使い込んだ黒のアディダス、シャツは半袖のポロ。
走るスタイルは、大きなスライドと高い蹴り。マラソンなら大阪にも有名な選手がいるから、トラック競技だろうか ?
オリンピック候補の選手は、練習場がなく、この時期河川敷の舗装路を代用しているのか…
今日は会わないな…とか思いながら歩いていると、前方から左右の脇腹を押さえながら走ってくる女性、彼女だ。
すれ違いながら私は彼女を一瞥した。彼女も気が付き、こちらに顔を向け「こんにちわ !」
表情が崩れ、自然に出た笑顔だった。
私はニコッとして軽く会釈しながら離れた。お互いノーマスク。

私の心にさざ波が起きた。帰宅途中も彼女の挨拶の意味を考える。
向こうも私の事を覚えていた。日ごろの日光浴で、顔は黒く日焼け、半袖からのぞく腕は、ゴルファーというより漁師のおもむき。
彼女がアスリートなら、そんな男は毎日見ているだろう。

思考はそこで止まったので、犬も歩けば、棒に当たったと解釈した。棒でもバラの木は棘がある。クスノキは虫除けに使う。どちらも嫌だ。シオジはどうだろう。塩地は高級木材で、家の框にも使われている。
そうか…、私は歩いていて、シオジちゃんに当たったわけだ。

巣ごもりで、WOWOWも映画の選択に苦心しているのが分かる。
リーサル・ウェポン」は30年以上前の作品。メル・ギブソンみたいに若ければ、臆することなくシオジちゃんを攻めるのだが、ダニー・グローヴァーの父親みたいな風貌では、気色悪がるかもしれない。