簡単そうで油断できない

 この上り坂は、砂利道の中に数本の割れ目がある。
雨水が自然に造った轍で、人も滅多に通らないので爪痕が埋まらない。

下りは轍にタイヤが入れば、転倒の恐れがあり、
海パンにTシャツなので、スリキズは免れない。

簡単そうで油断できない、登り下りを数回繰り返すが、30 度を越える気温が気力を萎えさす。

帰宅し、第二波のコロナ対策に、紫外線壊滅作戦を続けることにする。学者が紫外線には数種類あると言っていたが、自然光にこちらが選ぶ権利はない。

日光浴でやけに乾いた喉を、焼酎ロックで癒し、
新作「バッドボーイズ フォー・ライフ」を鑑賞。
前作から15 年以上経ったのに、偉大なるマンネリ。
マイアミ警察のバディ物なら、TV 版「マイアミ・バイス」の方がよほど面白い。しかしこういうのがツタヤの棚に並んでいると、つい籠に入れてしまう習性は治りそうにない。
売りがジェリー・ブラッカイマー製作なのにも釣られたが…