期待以上

 本降りではないが、止みそうもないので、大和川堤防を
ノルディック・ウォーキング

左岸を進み、近鉄踏切を超えUターン

電車はガラガラ、でも四連休は何処へも行く気はしない。

そぼ降る雨の中を歩いても、職質を受けることは無いが、堺市役所のミニカーがコロナ感染者の増加を報せて走っていた。

二時間近く歩いて、体調を維持する。今は自己防衛で耐えるしかない。

予備知識なしで見始めるが、ぐいぐいとストーリーにのめり込んでいったデンマークの作品
ザ・ギルティ
緊急通報指令室の電話の前に座っているのは、警察で不祥事を起こし、翌日の裁判を待つ、オペレーターのアスガー。
そこへ一本の電話。受話器から聞こえてくるのは、元夫の車に拉致されている妻。家には幼い娘が帰りを待っていると言う。
アスガーは警察のパトロールカーに連絡、車を探すように依頼。
更に家の娘に再度聞くと、幼い弟がいるのが判る。
しかしスクリーンに映るのは、アスガーと年配のオペレーター数名だけ。観る者は、電話の会話とパトカーの動きからだけ、状況を把握する。
日本の緊急指令室に入ったことは無いが、オペは少々経験を持ったものでないと務まらないだろう。掛かってくる電話も全て事件に関係するのでなく、ガセネタや酔っ払いの愚痴も多いらしい。
果たしてアスガーは、指令室から一歩も出ることなく、事件を解決できるのか?
ハラハラ、ドキドキしなから経過を待ち、終盤グッとくる結末へ…
北欧の作品は、編みこまれたストーリーを、解きほぐしながら観る場面が多いので、暗い作品も多いけど、これは正に余韻を味わうのに最適。
しかし姫路市でシングルマザーが、六歳の息子の前で刺殺された事件、彼女は事前にDV で警察に相談していた。
アンガーみたいなオペはいなかったのかと、残念な気はする。