負のスパイラルから抜けた渋野

日曜の午後、体感温度35度以上。堺浜へ漕ぎだす。威風堂々のクボタ。

静けさが暑さを増幅する。

水分補給していると、モーターバイクに女の子を乗せた青年が到着

Jグリーンでは、多くのサッカー試合が行われている。救急車が場内へ…
試合中の転倒か、熱中症か、いずれにしても、この時期遭遇する機会が多い。

トップを走っていたブハイが、とんでもない所へ打ち込み苦戦。しかしプレーオフで優勝する。

渋野は3位。悔し泣きしていたが、これで負のスパイラルから抜け出せそうだ。

ビジネスでも競技の世界でも、負けが続く時がある。
むかしマンドリコバという殿堂入りしたテニス選手がいた。その娘、21歳のマンドリクは、これから伸びる若手のホープ。
彼女がある日質問された。「これまでのキャリアで直面した最も大きな困難は何ですか?」
彼女が言うには「敗戦を乗り越えることね。3週間も4週間も連続で負け続けることがある。でも負けるのは、何か上達しているものがあるから。練習コートではとてもうまくいっているのに、それを試合に活かせていないということ。そういう時に、ポジティブでい続けるのが一番難しい」

きっと渋野は、ポジティブでい続ける一番難しいことを乗り越えたから、涙が出たのだろう。