トホホ、関空でパスポート四回提示

7時10分発のUA151便、毎度乘る時間。五時にはグアム国際空港へ到着、パスポートとワクチン接種証明書を見せ、機内に。

しかしこの時間、ゲートに向かう人でぞろぞろしているのに、この静けさ。

振り返り、ブランド物が売られているショッピングセンターをのぞむも、手持ちぶたさ。

キオスクも、普段は並ばないと買えないのに、ゆったり。

関空には、定刻より早く10時前に到着。
外に出ると、指示表示板が出ていて、かなり歩かされる。シャトルは乗れない。
最初に集められたのは、椅子が用意された場所。バイトの学生が、携帯を見せろという。
アプリのMy sosは入れているが、これは違うと言い、パスポートと搭乗券を見せてという。
ここで搭乗券のQRコードを撮影され、それを私の携帯にコピー。
家人にも同じことをする。
次に行けと指示された場所で、また椅子に座らされ、パスポートとワクチン接種証明書を出せと指示される。ここでOKが出たので、長い通路を歩く。ついに顔認証のゲートへの列に並ぶ。アジア人も一緒だ。先頭にアジア人のおっちゃんがいて、列に並んだ人をレーンごとに振り分けている。ここにこそ日本のバイト学生でも立たせ、日本人はこちらと案内するのが良いと思うのだが、アジアのおっちゃんだけ。並んだアジアの女性が、なんか質問しているから列は渋滞している。
やっと日本人レーンに入り、顔認証ゲートに入る。パスポートを所定の台に載せるが、私と認証してくれない。10年有効のICチップの入ったパスポート、出国ゲートの顔認証では、機嫌よく働いたのに、帰国は跳ねられ別の部屋へ。しばらくして「確認しました」の反応だけ。スタンプを押してもらい鉄格子の扉を開けてもらい外へ。
さらに歩き、スイーツケースを取りに行く。我々の荷物だけが残っていた。
カートに載せると、どこからともなく犬を連れた若い女性が現れ、カートの前をぐるぐる回っていた。オマエ、散歩しているのか?  怒りも沸点に近づく。
やっと解放され税関の列に並ぶ。ここも外人と日本人は混合。
例によって係官がパスポートの提示を求め、どこへ何日行ったかを質問。
グアムなら、ここでローカルのスタッフが、訪問有難う、と挨拶する。別にご苦労さんと言ってもらわなくても結構だが、日本は海外からの帰国者を、バイキンみたいな態度で扱っている。
水際対策は大幅に緩和と、今朝の日経の春秋に書いてあったが、雰囲気だけで書かず、関空を見学して、入国審査の実情を書くべきだろう。ここには毎日、相当の税金が投入され、ホスピタリティの皆無の状況を、外国からの訪問者はどう感じているのか聴いてみたい。
外から見ると、日本の役人の島国根性が、鬱陶しく思えてならない。