男を磨く?

 嵐になりそうな天気図が、一晩で変わり、翌日は晴天なり。
全くグアムの天気はあてにならない。

今どきビーチに来るのは、幼児連れの日本人家族、時々女性同士、休暇を楽しむロシア人ファミリー、韓国の学生グループ、韓国のファミリー、そして夏休み中のローカルファミリー。台湾人もちらほら。
ミリタリーグループ。国籍の分からない女性一人、あるいは男性一人。そしてビーチ一帯をウォッチしている私ら夫婦。


 帰国が近づくと、冷蔵庫の食材やアルコールの在庫確認が重要になる。残してももったいないし、アルコールを切らすと、次回来た時に、すぐ酒を飲むことができず、ストレスの原因になる。


 そんなわけで、ウイスキーは適度に残し、準備中にしておく。
先ほど調べたら写真の通り。ビールはOKだ。

昔はこれにウォッカがあり、マルガリータのカクテルも飲めた。
しかし私には別の持病があり、脳に動脈瘤がある。
タケノコのように育ってくれば、手術が必要だが、今はまだそこまで大きくなっていない。年二回も経過観察で、脳のMRIを撮っているが、ボケの兆候もないので一先ず落ち着いている。
 だが動脈瘤は破裂すると、クモ膜下になり、グアムでは確実な治療も受けられず、サドンデスのリスクは負ったままだ。
MRIを撮るようになったのには訳がある。
 巨人軍の若いコーチが、グランドで倒れ帰らぬ人となった。
将来を嘱望される人だったので、ファンにも球団にも大きな痛手となった。原因はクモ膜下だった。
 その後週刊文春の医療コラムに、四十前後になれば、一度MRIを撮った方が良いと書いてあった。
その頃の私に自覚症状はなかったが、ものは試しとMRIを受けた。
その結果小さな瘤が見つかり、手術するか現状維持かの選択を迫られたが、せずに至っている。
しかしドクターからはアルコールの量を減らすように言われているので、ある程度は受け入れている。しかしかんぜん止めたわけではない。
アルコールの瓶を見ながら、我慢するのも、男を磨くためだ。
どっちやねん、と言われれば、今更男を磨く年でもない、なー。