この映画で、アメリカの戦争は変わった

往路は向かい風で少しきつかったが、この天候で漕がない手はない。
そんな訳で堺浜へ

ボトムはアメフト用の、プロテクターを縫い付けたナイキを着用。

風のせいで雲一つない

シーサイドは特別気持ちがイイ

堺浜のビーチを眺めていると、来月のグアム行きが待ち遠しい。

公開された作品より7分ほど長い
「ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版)」


公開版のDVDはコレクション棚に有るが、二時間半以上になった大作を鑑賞した。
封切されたころ、見た人の感想は「何を伝えたいのか、よくわからない」と言うのも多かった。
しかし私が思うに、この作品を見直すと、アメリカ万歳でもないし、反戦映画でもない。
戦争とはこんなものだと映像にしているから、多分ウクライナでも接近戦ならこういう状況なのだろうと想像する。

米軍の協力も有って完成した映画だから、ミリタリー関係者や政治家は殆ど観ていたと思う。そして彼らが考えたことは、アメリカの若者を戦場で殺すな…と言う結論が多かったと思う。

911テロのころに制作されたから、その後のイラク戦争は、今思えば無駄と思えるし、
クリミア半島のロシア合併では、アメリカも世界の警察官になることを止め、アフガン撤退の時は物笑いになるほどの慌てぶりだった。

ウクライナ戦争ではアメリカは武器の提供はするが、表立っての兵士は出兵していない。
もちろん裏ではCIAなどが活動しているのは間違いないが…

乱暴な言い方をすれば、アメリカは他国の戦争に武器は提供するが、兵士は控える…。
この映画から始まった戦い方の基本は、ここだと思う。
台湾有事の時は、沖縄の基地にもミサイルが飛んできて、日本人にも米軍兵士にも犠牲者は出る。
結局、中国、台湾、日本アジア人が主役の戦争になりそう。
そして結果的に国益を得るのはアメリカ…こんなことを思わせる映画。
岸田政権の中枢は、この映画をもう一度見直し、台湾有事に日本はどのような動きをするのか国民に説明して欲しい。
負傷した人は外科医のお世話になる。日本にそれだけ多くの外科医は居るのだろうか?
空母程度の病院船は必ず役に立つ。
準備を怠らず、ミサイルを撃ち込まれとき「想定外」などという言葉は聞きたくない。