台風一過で漕ぎだす

台風が通り過ぎたのに、爽やかさはなく蒸し暑い午後堺浜へ漕ぎだす。

盆明けか、ローディの姿も見当たらず。

海運は未だお盆の最中のようだ。貨物船が見当たらない。


佇んでいるだけで汗が噴き出す。

吹き返しの風か、アゲインストがかなり強く、往路は時速15kmも出せなかった。

復路、河川敷へ下りるスロープに、巨大な重機が…

浚渫工事で、川に張っていたオイルフェンスを、台風で急遽陸揚げしたのだろう。

みっちり二時間漕いで、心地よい疲労感

「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」
実話で、原作はベン・マッキンタイアー
戦争に諜報活動は付き物、イギリス海軍情報部は、死体に偽の手紙を忍ばせ、ドイツ側が見つける作戦を立てる。
イギリスの本音は、シチリアに上陸したいのだが、
偽の手紙にはギリシャを狙っている文章が…
果たしてドイツ側は、イギリスの本意を見抜くことが出来るのか、丁々発止のスパイ活動が始まる。
プレビューの評価は低かったが、私には面白かった。
007を書いたのはイアン・フレミング、彼も少しだけ海軍情報部に、勤務したことが有るのだろう、その世界がちらりと出たりして、後の執筆活動のネタになったと思われる。

イアン・フレミングがタイプを叩いていると、同僚からから声が…

こんなシーンを、クスっとしながら観ると、イギリス映画の底の深さが窺えて、
幸せ感が滲んでくる。

ちなみにウイキによれば、ミンスミートとは
ドライフルーツやリンゴ、ナッツなどを、砂糖やスパイスと一緒にラム酒やブランデーに漬けて煮込んだもので、イギリスで生まれたお菓子の具材の一つです。ミートという言葉が入っていますが、直訳すると「細かく切り刻んだもの、ひき肉」という意味で、元来はミンス(みじん切り)にした肉、つまりひき肉のことでしたが、現在はドライフルーツを主体としたものに変化しています。