長崎旅、最後の一枚

昨日は飛行機に乗るまで時間が有ったので、午前中、長崎歴史文化博物館を見学。
建物も内装も素晴らしいが、展示物は相変わらず目新しいものはなかった。
港町で船も出入りしていたはずなのに、置き屋や検番などの資料は見当たらない。
有ったかもしれないが、眼に止まらなかった。

博物館の裏に立派な防空壕、私は幼児のころ、自宅付近の防空壕へ避難したことがある。
単に土手に穴を掘った粗末なもの。とても爆弾を防ぐことはできないと…当時は思ってもいない。防空頭巾を頭にかぶっていたのは覚えている。

入場券を買って、長崎駅の新幹線ホームを見学。

函館もそうだが、終着駅と言うのは、何か感慨を思う場所だ。
行きどまり…人生の終着駅?
夜汽車で到着した昔のサラリーマンは、石炭灰に汚れた顔で、あぁ~遠くに飛ばされた、と思ったのかもしれない。 

私がドンの山の頂上に住んでいた小学低学年の頃、必ずこの墓の間の細い急坂を使い、登下校をしていた。夜は怖い道、火の球も出る時がある。。


旅の二日目の夕方だったが、ペンダントを付けた猫が一匹、墓守をしていた。
長崎旅、最後の思い出として、この一枚を残しておこう。