Who She?

あまりの寒さに、バイクを漕ぐのは止め、近くの公園へ歩き出す昨日の午後。
ここに座れば、あの日の朝を思い出す。
私はここまで愛犬二頭つれ、その頃まだ未整備の公園を出て家へ向かった。
家に着き、玄関前の歩道に佇み、犬たちの満足そうな顔を眺めていた。
突然地面が揺れ、二頭の愛犬が悲鳴を上げた。大きな揺れで、自宅ビルが横振れしている。西の空が花火の終わりを告げるように明るくなった…あれから29年
しかし5,6年前にしか感じない…何でだろう

ソ連の原子力潜水艦が処女航海に出て、配管の不都合から炉心が溶けそうになる事故に遭い、艦長の行動が適切であったかどうかが問題になった。
実話「K-19 」
艦長がハリソン・フォード、副艦長がリーアム・ニーソン

軍法会議で艦長は無罪になったが、原子炉修理で被爆した9名は、1週間以内に死亡
でもその頃に比べ、原潜の数は相当増えているはず。
中には、深海に沈み、内緒にしている国もあるのではないかと勘繰ってしまう。
福島の放出している水を、放射線汚染水だとクレームを付けている国など怪しいものだ。

退役した艦長は、放射線を浴び死んでいった仲間の墓前で、祖国が生き残るためにやるしかなかったと、謝罪するのであるが…

こんな骨太の映画を監督したのは、キャスリン・ビグロー
この監督のエピソードで話題になったのが、元夫の監督ジェームズ・キャメロン
『アバター』と賞レースを争い、
第82回アカデミー賞彼女が監督した『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞の6部門を制したからだ。
二人は二年間ほど結婚していたので、もし子供が出来ていたら天才が生まれたのではと思ってしまう。

イエメンの反政府武装組織フーシが、紅海でタンカーやフェリーを襲っている。
米中央軍は空母や駆逐艦を派遣、空爆も含め色んなミッションを進めている。
活躍しているのがハリアー空自も欲しがった機種だ。

フーシはどうかと言うと、高速ボートとヘリで民間船を攻撃している。

武装ヘリからボートのフーシを狙う米軍狙撃兵…すばしこいフーシに命中するのか?
フーシを彼女は誰? なんて社会の試験で答えている場合じゃない…
中東戦争になるかもしれないのに…

「K-19 」アメリカがロシアにスタンスを置き撮った作品。
今回のガザ紛争から続くフーシ派の攻撃を、ロシア側から描いてみるのもイイかも…
ウクライナ戦争で、武器が残り少ないロシアが、フーシ派を応援するには北朝鮮から武器を迂回する…さらに中国が陰で後押しする…なんてストーリーになるかもしれない。
自分の痛みを知れば、相手の痛みも分かるはず。
痛みを武力で解決しようとすると、報復の連鎖。
それを止めなければ、世界終末時計は3分を切るだろう…確信に近い。