現代のアマゾネス

五日の雨の日に、アビコ観音の節分は終わったようだ。

境内は閑散としていたが、私は昨日、寄ってみた。

厄年はとっくに終わっているが、銅像のびんずるさんだけはお参りする。
像の頭や胸、腕をさすり、その手を自分の同じ部位へ置く。
それだけの事だが、頭がボケず、不整脈も治めて、腕も素早く動かせるようにお願いする。

半世紀以上前、この道を歩き、近くの銭湯へ通ったので懐かしい。

「フルメタル・ジャケット」
戦争映画の傑作。前半は新兵を鍛えるブートキャンプが舞台だった。
怖い鬼教官が…映画のタイトルを見ただけで思い出す。

今でもこの伝統は続いていて、女性兵士を訓練する様子が動画に出ていた。
泣く子も黙る海兵隊…
ある日、一般の女性がリクルートされ、キャンプにやって来た

一つ間違えば、パワハラだが、ここではそんな言葉は通用しない。
今から厳しい訓練が始まるけど、落ちこぼれないように…鬼教官がカマシを入れる。

訓練の内容が説明され、海兵隊になる心構えを叩きこまれる…

服装の乱れ、言葉遣い、上官への挨拶、命令の絶対服従
全て、戦場での命のやり取りに直結することばかりを、条件反射的に覚えさせる

素手で敵を倒す…

俊敏な体の動き…

塹壕を素早く乗り越える動作…

平衡感覚の修練…

自分の体重を、脚と手で支える…

高所でぶら下がったまま移動する…ほとんどエクササイズみたいで、一見楽しそう

ライフルを持たされ、フィールドで移動する訓練…

ギアを付けての殴り合い…

教官の合図で、殴り合いが始まり…動きがトロいと、ペナルティ場所へ追いやられ、
腕立て伏せの罰ゲーム

地面はヘドロ、その上での取っ組み合い

本気になって殴りあう兵士を、教官は引きはがす…

小部屋のガス室へ入れられ、数分頭を振る。タイムアウトで、兵士は部屋から飛び出し、マスクを外す…素顔からは鼻水、涙、エズいた涎を流しながら走らされる。

涎や鼻水の付着したマスクを、すぐ洗う…後のチームが使うから

実弾の射撃訓練…ここで兵士は一人前の海兵隊員に育ってくる

ブートキャンプ終了の、セレモニー…家族やボーイフレンドの観客も参加

終了した証に、海兵隊員のバッヂが授与される…表情が凛々しくなり兵士の顔。

訓練はここが第一歩で、エリート隊員になるには、さらなる訓練が段階的に用意されている。
現在、日本徴兵制度はないが、いずれはと目論んでいる政治家もいるはず、そんな時代が来ないようにするのも政治家…いかに選挙が大事かを認識して欲しいものだ。


しかし三か月程度、男女ともブートキャンプに参加義務があってもイイかも…
と思うこともある。今年のミスアメリカは、現役米空軍のパイロットだった。