ボン、ボ~ン

  焼却場の煙突の煙も上に登って、比較的いい天気。
学生らしい若いローディが、二人走り去った。顔なじみと挨拶。
豪雪地帯の人には申し訳ないが、大阪では、まだバイクに乗れる。

日経新聞に連載の「私の履歴書」で、江夏豊が語っている。
テッペンに上り詰めた人だけが、話せる言葉が重い。野球は投げて打つだけでなく、人間同士の血みどろの戦いだ。いや、どんなスポーツも同じだろう。しかし常に大勢の観客に包まれるスポーツの壮絶さは、我々の知るところではない。
ま、そこに惹かれる訳だが…

夕食後、シリーズの二作目を再生する。


「ボーン・スプレマシー」


(「Oricon」データベースより)
記憶を失くした元CIA諜報員が真実を追うサスペンス・アクション「ボーン・アイデンティティー」の続編

インドに隠れているボーンを狙う刺客

恋人を死に追いやった刺客を、殺る決意を固めるボーン

CIA内部でも再調査する動きが…

大きく係わった幹部は、収賄にも関係か…?

謎のピースを埋めていくボーン

ついにCIAもボーンの本名を知ることに…

CIAを知らぬ間に追い詰めるボーン

CIAにも実態が分かって来たが、そこには苦悩が…

この映画は正に「だんだん良くなる法華の太鼓」
観ている間、息も付かせない刺客とのカーチェイス、犠牲者の娘と会うボーンの姿、CIAの狡猾さ、ここには江夏豊が語った、血みどろの戦いがある。
野球の世界はリアルだが、国が戦うリアルさを、実感させてくれる一本。