MTBの未来

MTBに本格的に乗り始め、一年ちょっと。
しかしMTBどうし、オンロードでの出会いは、めったに無い。バイクの種類も多いのだが、ライダーの好みも様々なのだろう。
そしてショップの販売傾向も、MTBとロードの比率は、1対10程度だろうか? 
手離れの良いロードと、販売後もホローが必要なMTBと比べれば、ショップは当然売れ筋に力を入れる。
しかしユーチューブを観れば、面白いのは断然MTBで、ライダーの好みも最終的にそこへ行きつくのだろう。
そして、MTBは永遠に続く…。


果たしてそうなるだろうか?
続くとしても、マニアックなライダーがコアとなり、細く長くなるかもしれない。


女性はどうか?
期待はできない。元々マウンテンと呼ぶ、言葉にも弊害がある。
山に行けば、道中日に焼け、虫に刺され、美しいネイルは剥げ、藪漕ぎで荒れた無残な姿には、ファッション性も期待できない…
(すまぬ)
だからほんの一部の女性を除き、MTBなど興味を持ってもらえない。


日本の自転車産業が廃れたのは、一時期外国から来た一万円以下のママチャリが席巻したからだろう。「使って捨てる」こんな風潮なら、あほらしくて真面目に自転車など造っておられない。


しかしこのところ復調してきたのは、日本の部品メーカーの努力や、メディアによるバイクレースの映像が増えたことも原因だろう。
ここで、スーパーの駐輪場を満杯にするママチャリを、少しでも国産車に乗り換えてもらう提案をしてみたい。


私が初代日産テラノを買ったのは、発売されて直ぐだったので、たぶん1986年、今から30年前になる。あずき色のツードア。私は当時のカー雑誌を見て、フロントにアニマルガードのステンレスパイプを取り付け、エンジン保護のため、床下にステンレスの鉄板をボルト締め、タイヤは白ペイントも鮮やかな、BFグッドリッチ(BF Goodrich)のオールテレーン。しかし車体から僅かにはみ出すので、フェンダーにマッドガードを拡張した。


お兄さんたちの中には、パリダカで活躍する姿を、子供の時見た人もいるだろう。
それまで4WDは、どちらかと言えばマッチョな男の乗る車で、女性には扱いにくかった。しかし私が改造した車体は美しく、「これ外車? 」とよく尋ねられたものだ。


能書きはさて置き、日本は四季がハッキリしており、車のタイヤは冬用と夏用に履き替える。しかしアメリカ大陸では、移動時に二つの気候に遭うこともある。
 
そこで発達したのが、ハイウェーでも快適に、オフロードでも耐えられるタイヤが造られた。これがオールテレーン(A/T)タイヤだった。今ではもっと細かく分類されているが、最初の趣旨は、全ての地形に対応可能と呼ばれた。なかなか泣かせるセールスコピーだ。


私の提案はこれから始まるのだが、長くなりそうなので次の日へ続く。


アクション映画が、三度の飯より好きな、アくしょん大魔王のコレクション棚から紹介する、今日の一本。


「デンジャラス・ラン」


(「キネマ旬報社」データベースより)
デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズ共演で贈るサスペンスアクション。新米CIAのマットと、世界から狙われる犯罪者にして元CIA最強のエージェント・フロストの逃亡劇をスリリングに描く

GWの間は、行楽地での子供の飛び出しが多い。くれぐれもセーフティ・ランで行きましょう。