曇天の中を漕ぐ

 今にも降り出しそうだったが、堺浜へ漕ぎ出す。

南港焼却場の煙突の煙は真上へ。ほとんど無風状態。

ボートが大阪湾へ出ていくが、こんな天候の時は要注意。
空と海が一体となって、視界がぼやける。操船には監視と汽笛が欠かせない。もちろん速度は控えめに。免許を取る時、教官に何度も聴かされた。

阪高湾岸線が、工事で通行止め。工事車両だけが見える。

女性の社会進出をテーマに今日は10作目。今では当たり前だが、それでも「ガラスの天井」を打ち破るのは難しい。
6才のボクが、大人になるまで」は、子育て卒業間近の母親にぜひ観てもらいたい。6歳の少年とその家族が、同じ4人の俳優と12年間にわたってセミドキュメンタリーに撮った秀作。
離婚、再婚、DVを受け乍ら、息子を大学へ入学させるまでをパトリシア・アークエットが母親役を演じ、第87回アカデミー助演女優賞。私は「トゥルー・ロマンス」で若い娼婦を演じた アラバマ嬢を思い出し、感慨深く鑑賞したものだ。