ホームコート・チェック

 風が強く寒い一日。体調を崩さないように近場をポタリング。
先月から始まった私が通う、テニスコートの人工芝張替え工事を見に行った。

古い芝はすべて取り除かれて、アスファルトが剝きだしになっている。路盤が乾燥すれば、新しい人工芝が張られるが、五面あるので三月中旬まで掛かる。桜の咲くころが待ち遠しい。

でも土手を見ると駆け下りたくなった。まだ雑草がウエットで、スリップしそうになる。

転倒しなかったところで切り上げ、オフロードを抜ける。

大阪市と堺市を結ぶ吾彦大橋。この後3kmほど上流へ漕いで、河内駿河屋のスロープを登り、大和川左岸へ移動、Uターンして戻ってきた。

昨夜鑑賞した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
映画の表も裏も知り尽くしたタラちゃん(クエンティン・タランティーノ)だからこそ、創り得た一本だと思う。
例によって二時間半以上と、尺は長い。もし自宅で鑑賞するのなら、独り静かに観られる時間を確保して欲しいもの。
そして半世紀前に起こった「シャロン・テート事件」の概要くらいは知ってからのほうがイイ…。
この事件はリアルタイムで知ったし、その凄惨さにはゾッとしたのを覚えている。
私らの子供のころは、白黒テレビで、アメリカの西部劇や刑事モノが多く、その頃のセット裏の雰囲気も良く出ていた。
物語は終盤まで、主演二人のオモロイ掛け合いで進むが、観る側にはシャロン・テート事件と、どのように絡むのか判らないまま…
しかしそこからドライブが掛かり、タラちゃんの真骨頂。私は観終わって直ぐにベッドへ入ったが、興奮してストーリーを反芻しながら、なかなか眠りに着けなかった。
私の希望は、日本が好きなタラちゃんに、太平洋戦争を撮ってもらいたい。ひょっとしたら日本が勝ったことになるかもしれない。
タラちゃんは映画は自分のために創っている…と言っているが、
確かに観る人を選ぶ作品でもある。