キャンセルされた春

 午後、堺浜へ漕ぎ出したが、すごい風。おまけに体感温度が下がりだす。きびすを返し、大泉緑地へ逃げ込んだ。

風も弱く、テニスコートには数組のチームが…、府立なのに、ここだけなんでやろう?

次週あたりから、週末は花見客で足の踏み場の無いほど混雑するはず…

親子連れで、多くの来園者を期待したいが、何とも歯がゆい春だ。

監督ジョン・ウーチョウ・ユンファが話題になり、大ヒットした
香港ノワール「男たちの挽歌
何度も観たが、私はある種の概念を覚えずにはおられない。
この映画を観た大人世代の子供達が、香港デモの先頭に立ったはずで、健さんの「昭和残侠伝シリーズ」唐獅子牡丹を口ずさみ、学生運動に突入した若者世代と似た所がある。
どちらも理想と現実の違いに飽き、エネルギーの発散場所を見つけようとしていた。
それなら、今の大人しい日本の若者はどうなのか ?
アベンジャーズシリーズを観終わって、自分がヒーローになろうとする若者が増えるか ?
私は失望していないし、その時は、きっと立ち上がるだろうと思っている。
この種の映画は、立ち上がるための起爆剤としての、DNAを持ち続けているからだ。