凄いドキュメンタリー

 午後からも冴えない天気、大和川左岸から歩き出す。
昨日は、国公立の大学入試発表。私の孫娘も挑戦したが、成功とは行かなかった。
既に、関西の有名私大にパスしているので、そちらへ行くことになりそう。
語学を勉強するのが夢だったので、「好きこそものの上手なれ」を胸に頑張って欲しい。
しかし、語学は習っても、喋る機会がないと上達は難しい。いずれ親元を離れ、海外へ旅立つ可能性も捨てきれないので、一抹の寂しさは残る…

こんな日は、すれ違う人も少ない。

しかし花粉は感じなかった。

いつものように、近鉄鉄橋の手前から、河川敷に下りる。

右岸を歩いていると、後ろからポニテを揺らしながら、若い女性が追い抜いて行った。
かなりの速歩、私はペースを守る。

アビコ大橋上から、歩いた行程を眺める。右堤防から、突き当りの新高野橋を渡り、右岸を回遊してきた。

イオンは火曜市だったが、
大阪から流れ込む客は少ない。買い物疲れ…かな。

さすがオスカーを獲っただけあって、見応え充分のドキュメンタリーだった。
昨夜鑑賞したのは「ハニーランド 永遠の谷
三年以上の月日を掛け撮っただけあって、観終わった後、静かな感傷が身体を包む。
女性が辺境で生きるには、過酷な人生になる。まして寝たきりの母親の面倒を診ながら…
しかしその女性は、生きる術をしっており、サバイバルの知恵もある。
受験に失敗しても、泣いたらアカン。これからの人生には、何度も試練が有り、それを一つずつ乗り越えなくてはならない。
その過程が、他人には美しくさえ見える。

彼女は、北マケドニアに暮らす自然養蜂家

電気も水もない生活

掘立小屋に住むのは、四年間寝たきりの介護の母と、犬と猫

小屋の壁に仕込んだハチの巣箱

彼女は、全ての蜜を採らないで、かならず半分は、ハチに残しておく

山へハチの巣を見つけに行く時は…

仕事着で道具一式をもって、出かける。

この作品の凄いところは、母親の死と、その場で泣く彼女の姿を撮っているシーン。
幸せになって欲しいと願わざるを得ないのに、そのような境遇の女性は、世間に大勢いるはず。過酷だけど「がんばって、生きろ !」と、応援したくなるシーンだ。