社会派ドラマの傑作

バイクにセットしている、サイコンのボタン電池が消耗したので、ダイソーへ買いに行った。どこにでも売っているから、近くでも良かったが、運動がてら片道30分の店まで
ノルディックウォーキング。
復路は横道にそれ、むかし仕事で時々地鎮祭のお世話になっていた神社へお参り。

昔と変わらずクスの御神木

正月早朝、愛犬のボルゾイ二頭を連れ、賽銭箱の前で鈴を鳴らし長寿を願ったが、大型犬なので長生きせず、兄弟犬とも6,7年の寿命だった。

年の暮れは、気を引き締めるためにもガツンとする映画を観たくなる。
「ザ・バンク -堕ちた巨像-」
公開当時はかなり話題になったが、映画のような現象は、今も進行中なのは残念。
1991年に経営破綻した国際商業信用銀行(BCCI)実話をモデルにしているが、やってる事は相当酷かった。
ここのビジネス戦略は、紛争国を創り出し、武器を買い与え、莫大な借金を背負った国から利益を上げていく…
その為には各国の情報機関や、司法機関を手名づけ、言うことを聞かない組織や人間には、暗殺集団を仕向け消してしまう悪辣ぶり。

そこに立ち向かうのは、ロンドン警視庁を首になり、
今はインターポールのサリンジャー捜査官、扮するクライヴ・オーウェンと、ニューヨークの検事局員、エラを演じるナオミ・ワッツ
二人の正義を追求する迫力に…鳥肌

銀行頭取を追い詰めるサリンジャー捜査官

日本では絶対実現不可能な撮影と脚本。
社会派映画なのに、グッゲンハイム美術館での壮絶な銃撃戦。
それより今も現在進行形の、イスラエルとハマスの紛争、ウクライナとロシアの戦争…
この陰には、各国の思惑が見え隠れ、メガバンクの暗躍も想像できる。
その根底は、戦争は儲かる…これを忘れない輩がいる以上、永遠に続くだろう。