仕事納めに、仕事する

耳鼻科クリニックの最終日だったので、朝のうち耳の掃除をしてもらった。
夏、海でシュノーケルをする時間が多いので、サーファーズイヤーと言って、外耳道が狭くなりやすく、結果痒くなる。
正月一週間は、どこのクリニックも休むので、両方の耳垢を取り除いてもらった。
シニアになると、歯、眼、耳に症状が出ると鬱陶しい。


スッキリしたが、午後から納品の仕事が残っていた。
某領事館からセキュリティ機器の納品依頼。すでに在庫品をリースしていたので、その機器を引き上げ、新品のセットアップ
グアムの日本領事館でも、入室する時はボディチェック持ち物検査は避けられない。
昨日はもっと厳重で、入室前に顔認証、入ってから身分証明書、携帯電話を預け、電動二重扉を通り抜け、やっと所定の場所へ。
三時間ほど掛けてセットアップ、リース機器の引き取りなど一連の作業を終える。


たまに仕事を手伝うと、思いのほか疲れる。こんな時は強いウィスキーを飲めば治まるのだが、その弊害で断酒しているので、夕餉の豚しゃぶのお供はノンアルビール


年末のTVなど観るものが無いので、YouTube を検索。
そしたらなんと「ヒート」の銃撃シーンが、10分程度に再現されている。
映画史に残ると喧伝されているシーン。もちろんDVDはコレクション棚に有るのだが、ここだけを観るのもウィスキーの代わりになる。

黒と白の立場は違うが、同じ種類の人間が、ガチで勝負する漢のストーリー
黒のボス、ロバート・デ・ニーロ

白のボス、アル・パチーノ

黒の子分、ヴァル・キルマー
瀕死の重傷になるが、ただ一人生き残る

本物の銃で撮影したと都市伝説が生まれたシーン

ドキュメンタリー映画出身の、マイケル・マン監督
渾身の市街戦…戦う黒と白だったが、最後は互いにリスペクト感が…

ウィスキーを一杯飲み干した感があった10 分間。
チャンネルをクリックしていたら、記憶の底から浮かんできた歌声
ボナ…に似てる、ボナや!
以前、ハリー・ベラフォンテのコンサートで、ゲスト出演していた歌手。
あまりの上手さに、言葉も分からないのに、驚かされた…
西アフリカ・カメルーン出身ジャズ・フュージョン・ベーシスト

彼がビッグバンドを引き連れて登場した。
口当たりの良いウィスキーの味がして、昼間の疲れが吹き飛んだ。