後を曳く北問題

 前日雨が降ったので、湿地へ行くのは気が進まず、堺浜へ。

ロードバイクは数台見かけたが、好天なのに金曜なのか数は少ない。  

バイクを漕ぎながらでも、米朝会談を考えながら、頭の中では昔観た映画を反芻する。
北朝鮮の軍隊を意地悪く捉えたのか、この映画が公開されると、当事国からクレームが来た。
確かに最初の数十分は、迫力のある映像が続く。北朝鮮の軍部を観察した訳でもないだろうが、007も危うしである。
今回会談は不調に終わり、帰途に就く首領様は相当用心しているはず。この国のヒエラルキーは、確固なるものだから、粛清される者も出て来るだろうが、軍部には首領様のやり方に不満を持つ者もいる。長時間の列車旅は、軍部のテロリストにとって、願っても無いシチュエーション。
そうなると、この国は外部からの攻撃より、内部からの崩壊が早いような気がする。果たして首領様は変われるのか、はたまた新しい指導者が出て来るのか、眼が離せない。

「最前線」は朝鮮戦争の後、すぐに創られたから、戦場の臨場感が半端ない。私は学生の頃、新宿の二本立て映画館で、何度も観た。
朝鮮兵士は強い。ハリウッドの映画製作者は、この頃からトラウマが生まれたのだろう。