鳥肌モノ

  グアムから帰国した翌日は、台風19号が紀伊半島を暴風雨圏内に捉えていた。当然大阪も終日激しい雨。
仕方なくローラーで脚馴らし。

脚が少し慣れた所で、昨日は堺浜へ。大和川堤防で二か所に、冠水跡のヘドロが残っていた。その上を漕がねばならず、たちまちタイヤは泥だらけ。帰宅後丁寧に洗車。

早めの夕食だったので、試合まで二時間程ある。旅行中に録り溜めた録画棚を開く。「新アメリカン・アイドル2」
応募者の中には、複雑な家庭の青年もいる。

長男の彼は、母親を助けるために、オーディションを受ける決心をした。

三名の審査員から暖かい批評を受け、ハリウッド行きを決める。

会場がニューヨークに変わり、才能豊かなティーンエイジャーが次々と登場。16歳の女性が、ピアノの弾き語り。
審査員のケイティ・ペリーは、聴いている内から両腕を伸ばし、鳥肌が立ってきたと呟く。

余りの上手さに、審査員みんなが年齢を確認する。ルークは才能が飛び抜けていて嫉妬するとコメント。果たしてこの女性が優勝するのか…?

ラグビーが始まり怒涛の80分。私も鳥肌が立ち通し、興奮を抑えるのにウィスキーをロックで呑むが、酔いが回らない。
トライは全員の連携で取れるものだが、福岡選手の好走には目が点。脚だけでなく、手が磁石みたいにボールを吸い取る。

そして稲垣選手、彼だけが15 名の内一人だけトライを取った事が無かった。しかし昨夜、空白にピースが埋まる。
私が感動したのは、スコットランドのゲーム主将、SHレイドローが試合終了後、悔し涙をそっと指で拭う仕草。この姿を次戦の南アフリカチームも見落としていないはず。彼らは飛ぶ鳥を落とす作戦を既に練っているのを、日本チームは当然忘れていないだろう。